野菜をどれだけ食べている? 「見える化」で変える食生活

野菜をどれだけ食べている? 「見える化」で変える食生活

成長期の子どもの栄養

成長期の子どもに必要な栄養については、3つに分けて考えると分かりやすいです。最初の2つは大人にも共通しています。1つめは生きるためです。人は寝ている間にもエネルギーを消費しますから、起床や睡眠という生きていれば必ず行う活動のためにも栄養が必要です。2つめは、日々の生活のためです。学校に行くために徒歩や自転車等で移動すること、遊ぶこと、勉強すること等、さまざまな活動のためにも栄養が必要です。3つめは、日々、成長するために必要な分です。大人と違い、子どもは成長段階にあります。そのため、身体の発育や骨の形成等に栄養が必要なのです。

野菜摂取量を「見える化」

野菜をどのくらい摂取できているかを知るための方法の1つに、皮膚カロテノイド量の測定があります。カロテノイドは野菜や果物に含まれる天然色素で、特に緑黄色野菜に多く含まれています。体内では産生できないため、食品から摂取する必要があります。指先に光センサーをあて、皮膚のカロテノイド量を測定します。測定値はベジスコアとして表示されます。食事で出された量や摂取した食事量から推定して栄養計算をする値ではなく、体内に摂取した量を測ることができるという特徴があります。

分かる、気づく、から行動を変えるへ

大人になってから食習慣を変えるのは難しいことです。子どもの頃から望ましい食習慣を持つことで、コンビニで何を買うか、外食で何を食べるか、スーパーでどの食材を選ぶか等、さまざまな場面で栄養バランスを考えた自主的な行動が取れるようになるのです。また、一食ではなく、一日または数日のスパンで自分の栄養状態を整えることができる術を備えることができれば理想的です。
栄養の知識を備えるだけでなく、自分の栄養摂取状況を知ることで、望ましい行動への変化を生むきっかけを作ることができるのです。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

常葉大学 健康プロデュース学部 健康栄養学科 教授 野末 みほ 先生

常葉大学 健康プロデュース学部 健康栄養学科 教授 野末 みほ 先生

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栄養教育学、国際栄養学、公衆栄養学

先生が目指すSDGs

メッセージ

自分の体は自分が食べたもので作られています。自分の食事について、何を、どのくらい、いつ、なぜ、だれと、どのような状況で食べているかを考えたことはありますか。また、自分が食べる食材がどのような過程を経て目の前にあるのか、に思いを馳せたことはありますか。一度、じっくり考えてみると新たな発見があるかもしれません。栄養学にはいろいろな分野があります。分子、栄養素、食品、料理等、また、調理、衛生や教育といった分野もあります。是非、あなたが興味を持った分野を調べてみてください。

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常葉大学は政令指定都市である静岡市と浜松市に4キャンパス10学部、学生数7,700名あまりを擁する静岡県内最大の私立総合大学です。2028年には新たに浜松駅前キャンパスが誕生予定であり、今後のさらなる教育の充実を目指しています。大学での充実した日々を送りながら、卒業後の進路として、学校の先生、保育の先生、看護師、理学・作業療法士、栄養士などの資格職を目指している方、広く学びを深めて社会、企業で活躍をしたいと考えている方、その未来を常葉大学で一緒に叶えてみませんか。