観光を通じて世界を理解しよう!
身近で裾野が広い観光
お花見や温泉、ポップカルチャー、グルメなど、毎日のニュースの中で観光についての話題を聞かない日はないと言っていいほど、「観光」はとても身近な活動です。経済ニュースで取り上げられる為替相場の円安傾向も、外国人観光客の人数や消費動向に影響を与えます。
ニュースになるということは、それだけ社会に与えるインパクトが大きいということです。経済波及効果のような良い効果もあれば、オーバーツーリズムや人手不足のような悪い影響もあります。また、災害からの復興を手助けするために、被災地を訪れてボランティアを行うことも、復興ツーリズムとして観光の一つの形として認識されつつあります。
観光の現場に学び、解決策を考える
社会的課題を解決する一つの手段として、観光の可能性が高まっていますが、さまざまな課題を抱えていることも事実です。例えば、宿泊施設や飲食店の多くで働く人が足りず、人気があるのに予約を断らなくてはいけないケースなどもあるのです。
この課題の解決は容易ではなく、「観光地」としての魅力だけではなくて「働くまち」としての魅力づくりも重要です。全国のまちにはそれぞれの特徴があるので、各地域が自分事として解決策を考えることが重要です。こうしたことから、観光の姿を理解するためには、できるだけ観光の現場を訪れて、そこでの実践者に学ぶことが大切です。
多様な知見を生かして活躍しよう!
観光はさまざまな切り口からアプローチが可能なので、観光学を学ぶことで得られる知見は多様です。そのため、将来、その知見を生かせるフィールドは観光業以外の業界にも広がっています。
例えば、日本人とは異なる価値観を持つ訪日外国人観光客に関するマーケティングや、地域の外から交流人口を招く地域活性化の取り組みといったことが挙げられます。
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