データで社会サービスの理想を実現! 文理融合のデータサイエンス
データで日常生活や社会のサービスをよりスマート
現代の世の中では、データサイエンスの技術が私たちの日常生活に大きな影響を与えています。生活を便利にするさまざまなAIサービスも、大量のデータ分析によって支えられています。例えば、通販サイトのレコメンド(おすすめ)機能は、過去の購入履歴データを分析して個々のユーザーの好みにマッチした、より最適な商品を提案します。この技術は、私たちの購買体験を便利で快適なものにしてくれます。また広告業界では、データ分析によってターゲティング広告が行われており、顧客に必要な情報が効果的に提供されるようになっています。これにより、顧客の満足度やロイヤリティの向上が実現され、企業の収益向上にも繋がっていきます。
スポーツ科学の新しいアプローチ
スポーツの分野でも、データサイエンスの技術が活用されています。例えば、メジャーリーグの選手のデータを分析して、選手のタイプ分けを行う研究が進められています。バスケットボールでも、優れたアスリートの20年分のパフォーマンスデータを分析して、選手のどのような能力要素が選手生命に影響するかを調べるといった研究が行われています。
試合や練習中に装着されたセンサから得られる、心拍数や運動強度などの大量のデータを分析するのも、データサイエンティストの仕事です。そこから得られるデータの分析結果が、選手のパフォーマンス向上やけがの予防に役立てられています。
文理融合のセンスと技術で社会をよりよく
データサイエンスの目的は、単に数字を分析することではありません。データから得られた知見を生かして「社会をよりよくする、Data for Social Good!」が最終的な目標です。経済・社会・文化といった多様な分野でデータサイエンスを活用するためには、文系の考え方が欠かせません。文理融合の学問として、文系のセンスと理系の技術を組み合わせ、新たな視点で社会課題に取り組む、データサイエンス力を持った人材が、社会のあらゆる分野で求められています。
参考資料
※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。
※夢ナビ講義の内容に関するお問い合わせには対応しておりません。
先生情報 / 大学情報
立正大学 データサイエンス学部 教授 渡辺 美智子 先生
興味が湧いてきたら、この学問がオススメ!
サービスデータサイエンス学先生が目指すSDGs
先生への質問
- 先生の学問へのきっかけは?
- 先輩たちはどんな仕事に携わっているの?