「あったらいいな」を原動力に、未来を変えるプロダクトデザイン

「あったらいいな」を原動力に、未来を変えるプロダクトデザイン

「あったらいいな」をかなえるデザイン

プロダクトデザインは、人のさまざまな行為や経験からモノの新たな価値を見出す生産デザインと、人と空間との多様な関係性からモノを発想するインテリアエレメントデザインとの、2つの大きな考え方で構成されます。かつての先端技術主導から、人間主導のモノづくりへとプロダクトデザインの基軸が移り変わり、いかに人の暮らしを心地良くするかをテーマに、デザイナーはいつも「こんなモノがあったらいいな」「こんなことができたら面白いな」と考えているのです。そうした願いを原動力に多くの優れたプロダクトが創り出されています。

プロダクトデザインには2つの発想がある

プロダクトデザインの発想には2つのパターンがあります。1つは、今すぐの実現は不可能だけど、いつか必ず実現させたいモノを考えることで、言わば「ドラえもんのポケットから出てくるひみつ道具」です。もう1つは、今の世の中にあるモノをもっと便利に、もっと楽しくするためにアレンジする「問題解決型」の発想です。例えば、スマホがマナーさえ守れば「いつでもどこでも」電話を介した「人とのつながり」を実現したように、家電や雑貨や家具ではこの問題解決型のプロダクトは多く、よりわかりやすく快適に使うためにデザインします。

「心地良さ」をカタチにする能力が求められる

社会の高齢化、グローバル化が進む中、プロダクトやインテリアのデザイナーに求められる能力の1つに「心地良さを表現する能力」が挙げられます。最先端であることを主張するためのデザインよりも、人の暮らしのシーンにフィットした、人間らしさに溢れたデザインが求められており、そういう時代を象徴するのが「インテリア雑貨」という言葉でしょう。この言葉は、多くの雑貨日用品類が使い終われば押し入れに収納されるのではなく、インテリア空間の構成要素としてのデザインを求められることを意味しており、プロダクトは、その存在自体が人の暮らしを華やかに彩ったり、気分を変えたりといった暮らしの演出を担っているのです。

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神戸芸術工科大学 芸術工学部 生産・工芸デザイン学科 教授 向井 昌幸 先生

神戸芸術工科大学 芸術工学部 生産・工芸デザイン学科 教授 向井 昌幸 先生

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プロダクトデザイン学

メッセージ

プロダクトデザインの醍醐味は、まるでドラえもんのテーマソングのように「あったらいいな」と思ったことを実現し、未来づくりに自分が参加できることです。未来は自動的にやってくるのではなく、たくさんの人が「こんな風になればいいな」と考えた未来像の中から取捨選択されたもので未来が形づくられるのです。「現在」には、誰もが見ているのに気づかない、未来へのプロダクトデザインの「もと」がごろごろ転がっています。街に出て、自然にふれて、「これだ!」という未来へのカケラを発見してください。

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