ネット社会を生き抜く、2つのマストアイテム
20年前の高校生はネットを知らなかった
「現代は、まさにネット社会です」と言っても、子どもの頃から、パソコンや携帯電話を使っている、あなたにはあまりにも当たり前すぎてピンとこないかもしれません。しかし、「メール、Web検索、着メロ・着うた、オンラインゲーム、出会い系サイト、ブログ、掲示板・コミュニティサイト(SNS、プロフ、ツイッター)」などは、2000年代に入って急速に広まりました。20年前の高校生は、パソコンも携帯も持っていなかったので、ネット上の交流というものは、ありえませんでした。
便利だけどトラブルもある
便利で役立つ新しいツールはすぐに広まるのですが、それまでにはなかったトラブルも生まれます。例えば、メール文は、普段のしゃべり言葉よりキツくなるので、誤解が生じやすかったり、毎晩オンラインゲームにはまり、学校に行けなくなる「ネット中毒者」も発生したりしています。中毒になってしまったら、家族がパソコンの電源を切るなどして、一度ネットから完全に遮断することが必要です。
ネット社会の2つのマストアイテムとは?
多くの人はネット社会と上手に付き合っていますが、ネット社会はどんどん新しくなっていくので、思いもよらないトラブルに巻き込まれることもあります。ですから、ネットを利用するときには、常に次の4点をチェックするようにしましょう。
(1)法律的に問題はないか。(2)人に迷惑をかけないか。(3)自分に被害がおこらないか。(4)ネットだけど大丈夫か。
(1)から(3)は、「人として、やってはいけないことはしない。自分の身は自分で守る」ということで、ネット上に限らず、どこでも必要なモラルです。(4)は、例えば、インターネット上に発信した情報は自分が削除しても、必ずどこかに残るけれど、それでもいいか?と考えることです。この「人としてのモラル」と「インターネットの知識」の2つは、ネット社会を生きていくためのマストアイテムなのです。
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