英語で考え、英語で議論を深める、アカデミックな英語力をつける

英語で考え、英語で議論を深める、アカデミックな英語力をつける

「読む、書く、聞く、話す」の実践的な英語力

英語を学ぶのに大切なことは「reading」「writing」「listening」「speaking」の総合的な力をつけることです。それによって英語で考え、英語でディスカッションできる実践力が身につきます。大学での専門的な講義を受けるのにじゅうぶんな語学力、そのアカデミックな力を短期間で身につける指導が「EAP」(English for Academic Purposes)です。EAPでは、環境も重要な要素になります。例えばキャンパス内は、生活のすべてが英語で行われることが理想です。日本人の学生同士も例外ではありません。こうした英語環境が、コミュニケーション力を必然的に向上させます。

能動的に取り組むことが英語習得の早道

EAPでは、時事問題を取り上げてプレゼンテーションを行ったり、議論をしたり、学生自らが主体的に取り組む形で行われています。学生たちは、自ら課題を見つけ、必要な資料を集め、調べて考察してまとめ、発表する。この一連の作業は、将来よりハイレベルな専門分野を「英語で学ぶ」ために不可欠な訓練になります。「教えてもらう」という受け身の姿勢を、「自分から積極的に動き働きかける」という姿勢に変えることによって「reading」「writing」「listening」「speaking」の4つの技能も着実に進歩するのです。

国際舞台で活躍するためのベースづくり

語学は、モチベーションをはっきり持って、自分の努力で身につけるという要素も大きい分野です。EAPの指導には「自主言語学習」も含まれています。例えば、外国の映画を字幕なしで見て理解する、雑誌をはじめ洋書を読む、発音練習を繰り返し行うなど、さまざまな学習ができます。文法や単語力など既存の英語学習ももちろん大事ですが、EAPでは、生きた英語を身につけることができ、英語力と専門知識を身につけた国際人をめざす人たちのベースづくりとなるのです。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

国際教養大学 国際教養学部 EAP(英語集中プログラム) 教授(学部長) パトリック・ドーティ 先生

国際教養大学 国際教養学部 EAP(英語集中プログラム) 教授(学部長) パトリック・ドーティ 先生

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英語教育学

メッセージ

私は国際教養大学で「英語集中プログラム」を担当しています。あなたへ、英語の学習の仕方をアドバイスしましょう。もし英語を本気で身につけたいと考えているなら、まずはできるだけ多くの英語に触れることです。英語の映画を見たり、英語のラジオを聴いたり、そしてできる限り英語を実際に話してみてください。その際の相手は必ずしも英語を母国語とする人でなくてもよいのです。英語クラブに入ったり、友人をつくったりして、そこで英語の練習をすることです。そうすれば、すぐにあなたは英語が上手になるでしょう。

国際教養大学に関心を持ったあなたは

国際教養大学の挑戦―それは、従来の日本の大学では実現が難しかった課題に向けて「国際教養」という新しい理念を掲げ、その特色を最大限に生かし、グローバル化が進む国際社会を舞台に存分に活躍できる優れた人材を養成することです。本学では斬新な教育プログラムに可能性を見い出した個性的な学生たちが、全国各地から集まっています。「ありきたりの大学生活では物足りない!」と考えているみなさん、「壮大な夢を抱く仲間たちとともに輝いてみたい!」と願うみなさんは、ぜひ一度本学を訪れてください。