自分の印象を変えれば、仕事も恋愛もうまくいく!
アンパンマンは安心感を与える
人によい印象を持ってもらうには、「上の歯」を全開にして話すことです。人間は上の歯を出すと、自然に頬(ほお)が持ち上がります。「アンパンマン」が子どもたちに愛されるように、これは人に安心感を与える表情なのです。また目をパッチリ開いた黒目がちの人からは、やる気に満ちた印象を受けます。つまり、筋肉に重力と逆らった動きをさせることが大事で、歩き方にしても太ももをグッと上げるようにすれば、周囲から好印象を抱かれます。
モテるには「脇」がポイント
異性にアピールするには、女性は脇を締め、男性は脇を開きます。そうすれば女性はエレガントに、男性は頼りがいのある印象を与えられるからです。相手と接するときの体の動きも大事で、例えば隣の席の人に「消しゴム貸して」と頼まれたとします。そのとき、相手が右側なら左手、左側なら右手で渡すと、体の中心を向けられたことで相手は愛情を感じます。
位置関係も重要で、「敵対」を意味する正面には相手を置かないことが望ましいですし、逆に隣同士は「愛情」を意味するため、既に親密な人であれば関係性が深まる一方、そうでない人だと困惑を招きます。
人が接客する意味をどう見出すか
印象のよしあしは、ビジネスの行方も左右します。基本的に視線は合わせた方がいいのですが、見ているのは1分間のうち30秒から40秒ほどで、それ以上見ていると相手に圧迫感を与えてしまいます。一旦、手元にある書類などに視線を移し、しばらくしてからまた目を合わせるのがよいでしょう。2人以上いるときは交互に、同じくらいの時間見ることです。見ている時間に差があると、短い方が疎外感を受けてしまいます。
航空業界やホテル、ウエディングといった業界のホスピタリティ精神はこうしたスキルの蓄積により作られています。いずれ多くのサービス業、特に接客はAI(人工知能)に取って代わられる時代が来るでしょう。そうした中、いかにして人間が接客することの付加価値を付けられるかが大事になってきます。
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亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科 教授 重田 みゆき 先生
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