「言語学」を知り、言葉の奥深い世界に思いをはせよう!

「言語学」を知り、言葉の奥深い世界に思いをはせよう!

言語間に優劣はない

世界には6800もの言語が存在するといわれています。その中には中国語や英語、スペイン語のように、大勢の人々が話す言語もあれば、話す人の数が極めて少ない言語もあります。社会的な影響を考えれば、国際的に通用する言語は重要ですが、言語学の立場から見れば、どの言語にも等しく唯一無二の価値があります。世界中の言語の多様性を認識し、尊重して研究すること、それが言語学の役割のひとつです。

言語はどのように獲得されるのか

もともと人間には耳で聞いた音をまねて発音する機能が備わっていて、生まれた時から周囲の人が話す言葉を聞いて音を覚えていくのと並行して、文法を自分の頭の中で組み立て、それに基づいて話している、と考えられています。しかし、そんな優れた能力を持つ子どもでも、一度母語を獲得した後は、それ以外の発音を習得する能力が、やや鈍ってしまいます。
それでは大人になってから外国語をきれいに正しく発音するのは不可能かというと、決してそうではありません。音を出す仕組みにはコツがあり、それに沿った練習を行えば、誰でも上手に発音できるのです。言語学や音声学の知識があれば、より効率的に言語の習得が可能になります。

言語学を踏まえて英語を学ぶ

言葉は意味が通じればよいというものではありません。人々が社会生活を送る上でコミュニケーションの道具になり、善用すれば豊かな社会生活を築ける一方、悪用すれば人をだましたり、争いに発展したりしかねない危うさを持っていることを認識しなければなりません。それを踏まえて言語教育は行われる必要があります。
言語が現代を生きていくための道具だとしたら、英語を学習することには便利というだけでなく、さまざまな意義があります。英語を学ぶ際にも、役に立つから、という狭い発想を超えて、世界にある多様な言語と、それを話す人々に敬意を払い、言葉の持つ奥深い世界に思いをはせることができれば、豊かな収穫を得ることになるでしょう。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

仙台白百合女子大学 人間学部 子ども教育学科 教授 遊佐 重樹 先生

仙台白百合女子大学 人間学部 子ども教育学科 教授 遊佐 重樹 先生

興味が湧いてきたら、この学問がオススメ!

言語学、英語教育学

先生が目指すSDGs

メッセージ

「英語に関心はあるけれど苦手だ」、あるいは「英語は好きだけど、上達した実感が持てない」という人は少なくないでしょう。
10代の頃から海外に憧れ、なんとか英語力を身につけたいと願った私が、今までを振り返って言えるのは、「語学学習に楽な抜け道はない」ということです。がっかりするかもしれませんが、地道な作業であっても、学び方次第ではその後の成果に大きな差が出ます。英語力をつけることに「明確な目標」を立てながら、無理なく無駄なく、あなたのゴールをめざしましょう。

先生への質問

  • 先生の学問へのきっかけは?
  • 先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

仙台白百合女子大学に関心を持ったあなたは

仙台白百合女子大学は、東北地方唯一の4年制カトリック系大学として、キリストの愛の精神を基盤に、人間学部のもと、子ども教育学科、心理福祉学科、健康栄養学科、グローバル・スタディーズ学科の4学科を置き、「人間の理解と援助」を目的とした高等教育を行っています。
一人ひとりの顔が見える少人数教育により、学生の個性に応じた教育と指導、キャンパスライフを充実させるきめ細かな学生支援を実践し、一人ひとりの命が輝くような教育の実現を目指しています。学ぶなら、絶対に白百合です。みなさんのご出願をお待ちしてます。