探究、ICT、情報 未来を創造的に生きる力を育む新しい学校教育

探究、ICT、情報 未来を創造的に生きる力を育む新しい学校教育

求められる探究学習

今、学校教育が大きく変わろうとしています。今後、デジタル化やグローバル化は、さらに急速に発展する社会になるでしょう。これからの時代を切り拓いていくために必要な資質・能力を育成する一つの方法として、探究的な学習があります。探究的な学習では、自ら課題を発見して、情報を集め、ほかの人と意見交換したり、協働したりしながら解決をめざします。
教師は単に知識を教えるのではなく、児童生徒の主体性や探究心などを育てることが求められています。児童生徒には学習に前向きな人もいれば、そうではない人もいるため、どうすれば誰一人取り残さない教育ができるのかを考えることも大切です。

ICTの活用や教科「情報」も重要に

教科の学習だけでなく、探究的な学習においても、デジタル端末を使うなどICTの活用は欠かせないものとなっています。課題の設定や情報収集、整理・分析、発表・まとめなどを行う際に、アプリやクラウドを使うといった積極的な活用も必要です。
今やネットやスマホ、パソコンは、私たちの生活に欠かせません。生成AIのような技術革新も加速するでしょう。それらの仕組みを知り、正しく活用することが重要です。膨大な情報から必要なものやフェイクニュースを見極めることもめざします。ICTは通常の授業における活用だけでなく、教科「情報」の役割もますます重要になるでしょう。

未来をつくる、これからの教師

未来の日本の学校教育を担う教師の育成を先導するには、既存の教育だけでは限界があります。そのため、新しいプログラムや先導的な科目の開発などが行われています。
教育によって子どもたちも社会も変わります。日本や世界の未来を担う子どもたちと一緒に、未来を描くことができる教師は、共に挑戦したりすることによって、児童生徒の可能性を引き出すことができます。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

東京学芸大学 大学院 教育学研究科 准教授 登本 洋子 先生

東京学芸大学 大学院 教育学研究科 准教授 登本 洋子 先生

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メッセージ

教師は、子どもたちと時を過ごすことができる素晴らしい仕事です。教育によって子どもたちが持つ力を引き出すことができます。時には、子どもたちがつらい思いをしていることもあるでしょう。そうした気持ちに寄り添い、支援することで、子どもたちの大きな成長の一瞬に立ち会うこともできます。
一方、教師が楽なことばかりではないのも事実です。これまでの学校生活が楽しかった人も、楽しくなかった人もいるでしょう。「こんな学校だったらいいのに」というあなたの思いをもとに、未来の学校の一員をめざしてみませんか。

東京学芸大学に関心を持ったあなたは

東京学芸大学は、長年築き上げてきた伝統と、先進的な研究成果に基づく教育を行っています。
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