「使い手」から「作り手」になることで、デジタル社会を担う人に
アプリはUI、UXをベースに制作
スマートフォンのアプリをはじめとするインターネットサービスには、さまざまな機能があります。これらはすべて使いやすい画面デザインやボタン配置など、サービスと使い手の接点を表す「UI(ユーザーインターフェイス)」、アプリ内のスムーズな動線や読み込み速度など使い手が得る体験を表す「UX(ユーザーエクスペリエンス)」を考えて作られています。物心ついた時からインターネットやデジタルに接してきた「デジタルネイティブ」と呼ばれる若い世代を中心に、ほとんどの人々がアプリの「使い手」ですが、デジタル化の加速によって将来IT業界で働きたいと考える学生も増加し、「作り手」になるための学びや研究も深められています。
情報デザイン分野で必要なリサーチ力や課題解決力
UIやUXを考えてアプリを開発するにはまず、ユーザーのニーズなどをリサーチすることが大切です。こうしたリサーチはビジネスの世界においては大変重要で、あらゆるアプリや商品開発も常にマーケットを調査しながら進められています。マーケットのリサーチは自分の思い込みではなく、集めたデータをきちんと精査分析することが求められます。情報デザイン分野では、こうしたリサーチ力や分析力を養うために必要な学びを研究し、実践として学生が行うことで、社会で必要な課題解決力を養成していきます。
日本全体でデジタル化を推進
内閣府はこれからの日本社会において、仮想空間と現実空間を融合させ、経済発展と社会課題の解決を両立する「Society(ソサエティ)5.0」を提唱しています。また今後さらにデジタル化を推進し、人々の暮らしをより豊かに変えていくDX(デジタルトランスフォーメーション)も現在、国を挙げて進められています。UIやUXの考え方をベースに、デジタルツールを使って社会改善や課題解決ができる人が、これからの社会を担っていく人材として期待されます。
※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。
※夢ナビ講義の内容に関するお問い合わせには対応しておりません。
先生情報 / 大学情報
帝京平成大学 人文社会学部 人間文化学科 メディア文化コース 講師 山本 暢 先生
興味が湧いてきたら、この学問がオススメ!
情報学、情報デザイン先生が目指すSDGs
先生への質問
- 先生の学問へのきっかけは?
- 先輩たちはどんな仕事に携わっているの?