日本の将来、自分の将来を考えてみよう
自分の可能性を探ってみよう
「将来何になりたいか」と聞かれた時、はっきりと答えられる高校生は多くないと思います。それは、ある意味当たり前とも言えます。世の中には、実にさまざまな職業がありますが、高校生ではまだほんの一部しか知らないからです。高校生で見えている世界を1とすると、大学生は20~50、社会人になれば100~1000見えるようになり、少しずつ自分に何ができるのか、何がしたいのかわかってくるでしょう。だからこそ、一つの分野だけに凝り固まらないようにしたいものです。例えば、社会福祉系の仕事に就きたいからといって、必ずしも社会福祉関連の学部に行かなくても、経済系や理学療法系などほかの分野からでもそういった仕事に就いている人は大勢います。ある仕事に行きつくまでには、いろいろなルートがあります。もし第一希望の大学が不合格でも、ほかの大学やほかの学部でも、やりたいことができるかもしれません。
まずは大学について調べてみる
部活などで試合に勝とうと思ったら、まず対戦相手のことを調べて、どうすべきか作戦を立てます。大学受験も同じです。まず受けようと思う大学のことを調べることが大切です。自分の学力に合っているか、何を学べるのか、どんな入試方法があるのか、それによって、その学部を受けるのか、どの入試方法でいくのか、どんな勉強をすればいいのか、作戦を立てていきます。
将来について見通しを立てる
大学進学を考えるとともに、日本の将来、自分の将来についても見通しを持たなくてはなりません。少し前までの日本は、終身雇用制で、最初に就職した会社に一生勤めるのが普通でしたが、最近ではそれも変わりつつあります。一つの会社が発展し、衰退していく期間も短くなっており、就職後も転職や起業など、自分の仕事についてじっくりと考えなくてはならないこともあるはずです。社会人としての働き方や、どんな人生を送っていくのかについても、いろいろと考える必要があります。
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先生情報 / 大学情報
山形大学 エンロールメント・マネジメント部 教授 門馬 甲兒 先生
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