ビジネスチャンスをつかめ! ベンチャー企業、続々誕生
「ベンチャー企業」とは
「ベンチャー企業」を知っていますか? 聞いたことはあるが、詳しいことはわからないという人がほとんどだと思います。ベンチャー企業とは、これまでにない新しい商品や技術、サービスなどを提供する若い企業のことです。これまでにないといっても、既存のものを組み合わせた形でもかまいません。
第4次ベンチャーブーム
現在は第4次ベンチャーブームと言われ、新しい商品やサービスを提供する企業が次々に登場しています。ファッション分野では、自分の好みを登録しておくとプロのスタイリストがコーディネートした服が、毎月レンタルで何着も送られてくるサービスがあります。自分の好みの服を着られることはもちろん、レンタルなのでタンスに服が溜まりすぎることがなく場所もとりません。またクモの糸と同じ強度と伸縮性を持つ人工的な糸をつくった会社があります。クモの糸は非常に丈夫で軽く柔らかです。しかも形状も自由に変えられるのでタイヤや自動車のボディの中に入れると強度を高めます。
地に足がついたビジネス
史上最年少の25歳で上場したインターネットメディア運営会社「リブセンス」の、村上太一氏の考えたシステムは派遣会社の求人広告の分野でした。企業やお店の求人広告の掲載は従来は有料でしたが、それを無料にし、広告によって実際に就業が成立した時点で、企業やお店から掲載料を請求する方法です。求人が成立しなかった場合は無料のままです。さらに、職に就いた人にはお祝い金が支払われます。これは求人側も求職側も損をしません。この成功報酬型のビジネスモデルが急伸し、上場まで果たしたのです。
第3次ベンチャーブームの頃は、ITバブルの波に乗ってギラギラしたイメージの起業家が比較的多かったように思われます。しかし、現在のベンチャー企業の起業家には派手さがあまりありません。むしろ地に足のついた企業が増えているのです。
※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。
※夢ナビ講義の内容に関するお問い合わせには対応しておりません。
先生情報 / 大学情報
福山市立大学 都市経営学部 都市経営学科 教授 玉井 由樹 先生
興味が湧いてきたら、この学問がオススメ!
経営学先生への質問
- 先生の学問へのきっかけは?