数学 / 物理学 / 機械工学 / 通信・情報工学
「想像力」と「創造力」。テクノロジーの力を駆使して、未来の幸せを自らつくりだす
日々、変化を遂げていく世の中において、技術者・エンジニアは様々なスケールの社会課題に対して人々に共感し、テクノロジーとコミュニケーションで解決をリードすることが求められます。
2024年4月に新設された工学部では「テクノロジーに、愛を。」をコンセプトに、技術や知識だけではなく、世界・人々の課題の解決に正しくテクノロジーを使うことができる心の教育も大事にしています。そんな工学部では「デザイン思考」というアプローチをベースに課題解決に取り組みます。
サービスやビジネスを考える際、デザイナーのプロセスになぞらえながら、ユーザーや顧客が本当に必要としているものを導き出すためのアプローチをデザイン思考といいます。具体的には、ユーザーとの対話からニーズを見出し(共感)、そこから問題定義を行い、その解決策を考え、プロトタイプを作成してテストします。我々はソフト・ハードの両方できるデジタル人材を育てます
ソフト・ハードとは具体的にどんなこと?
例えば自動運転であれば、どこを(高速道路か、市街地か、過疎地か)、どのような車で(普通自動車か、バスなど公共交通車両か)、どのように(安全に、快適に、渋滞なく)走るのか、車の制御システムだけでなく、車そのもののカタチや、走る道路、自動化システムを支える通信その他周りの環境など、システム全体を構成する要素は非常に幅広く考えられます。
一つを極めた専門家だけでなく、複数の技術分野を理解し、それらを組み合わせて考えられる、ソフト・ハードの両方を扱える次世代のデジタル人材が必要とされているため、双方の力をつけることで、社会から求められ続けるエンジニアへと成長することができるのです。
50年キャリアを生き続けるために
大学4年間の学びは社会に出るための準備期間です。卒業後社会に出ると、50年近く続く新たな旅が始まります。皆さんの生活は技術の発展でますます便利で快適になる一方、環境問題や人口減少等の深刻な影響に直面するでしょう。
すでに、どんな最先端の技術も10年後には時代遅れになる時代です。
次々と現れる新たな技術や知識、また一方で古く枯れた技術にもまた新たな価値が見出されることもしばしばあり、常に好奇心を持って学び続け、そして学んだ技術を実地に活かせる場を求めていくことで、人はいくつになっても成長し続けられます。
「50年キャリア」の時代に、時代の変化に対応できるエンジニアとして活躍するために、卒業後も主体的に学び続けるための力をつけていきます。