数学 / 物理学 / 化学 / 生物学 / 理工系その他
全ての自然科学の基礎を学ぶ
数学は5000年以上の歴史をもつ学問であり、自然科学のすべての分野は数学の基盤の上に成り立っています。「数学コース」では解析、代数、幾何、確率・統計の各分野を基礎から応用まで、講義と演習を通して広く深く学ぶことができます。「数学コース」のカリキュラムは数学の教員免許状取得にも対応しています。教育実習の要件である数学検定の団体受験が本学でできます。
「数理科学演習」と「数理統計学続論」
3年次前学期配当の「数理科学演習」…1年次と2年次で学んだ数学の基礎と考え方を教員と再確認することにより、3年次後学期からの少人数ゼミナール科目をスムーズに始められるよう配慮されています。「数理統計学続論」…統計学では、母集団と標本との関係が重要です。この授業では、標本による母集団の統計値の推定とその検定の基本的な手法を踏まえて、回帰分析、最小二乗法による判断の理論的根拠について理解し活用できる力を養っていきます。
さらに、実験などの分析場面で用いられる統計的な有意差の検定、情報量とエントロピーの関係などについても学びます。
少人数教育でどの分野でも役に立つ思考力と忍耐力を養う
数学コースでは、学生が将来どの分野に就職しても役に立つように、単に数学的知識を修得するだけではなく、講義、演習、理学ゼミナール、卒業研究での活動を通して、学生自らが問題を発見・設定して解決へ導いていけるようになるための思考力と忍耐力を養うことを目指しています。
特に少人数での理学ゼミナールと卒業研究では、指導教員から文献の読み方、定義や定理を読むときの考え方、論文のまとめ方などを直接丁寧に指導されます。更に数学の教員免許(高校一種・中学一種)取得への道も開かれています。教員免許取得のために必要な数学の「教科に関する科目」の単位数は、卒業要件を満たせば自動的に満たされるカリキュラムになっています。