
文理融合の新たな視点から「観光」を捉える
人口減少社会に直面しているいま、私たちが暮らすまちを次世代に引き継いでいくためには、地域を構成する環境・社会・経済への幅広い知識を身につけたうえで、それらを有機的に統合し、各分野の人々と協働して「観光まちづくり」の提案と実践に取り組む人材が求められています。
國學院大學では、文系・理系の垣根なく柔軟に科目を選択することができるカリキュラムと、少人数単位で分野横断的な共同作業に取り組む演習科目を学びの柱として、理論と実践の両面から“地域を支える学問”を追究します。4年間の学びを通して、活力ある新しいまちを実現するスキルを身につけ、まちの未来に貢献する力を養うことができます。

PICK UP! 理系分野からアプローチする「観光まちづくり」
■データサイエンス
基礎的なデータ分析について、“やったことがある”を増やすための学びを進めていきます。講義内では、データの分析・解析手法や生成系AIの活用方法の習得を目指して演習に取り組み、また、観光とまちづくりの現場でさまざまなアイデアやコンセプトを実現させるためのツールとなる、ICTやデータサイエンスについて理解を深めていきます。
■地理空間情報分析
特定エリアの位置情報とそれに紐づくデータをもとに、有益な知見を獲得し分析を進めていく過程で、データの活用方法を習得します。
現在、分析ツールとして広く使われている「地理情報システム(GIS)」を用いながら、「地理空間情報分析」への基礎的な理解を図るとともに、空間データの具体的な分析・活用方法について学習していきます。
■交通計画
さまざまな施設が立地するまちでは、人や物が行き来する「交通」が必要不可欠です。講義内では、人や物が移動するメカニズムの全体像を把握し、交通計画の策定方法や実践まで理解を深めていきます。
