
本を読んでワクワクしたなら
古典作品や近現代文学、海外文学やマンガなどなど、私たちのまわりにはさまざまな「書籍」が存在しています。「本を読んでワクワクする」ことが好きなら、ぜひ大学での研究にも触れてみてください。日本文学や海外文学といった学問分野を思い浮かべるかもしれませんが、研究テーマによっては史学、社会学、メディア学なども関わってきます。
心を揺さぶるあの物語は、なぜ面白いのか。どうしてこの作品は生まれたのか。「自分が大学で研究するなら、何の作品をどんな視点で研究するか」も考えながら、大学で学べる内容を調べてみると、進路研究がもっと面白くなるはず。早速、夢ナビライブで実施されるプログラムをみてみましょう。
夢ナビライブスペシャルなら「本」や「文学」の研究がよくわかる!
●作品を読み解く
一つの場面・表現を深く読み込むことで、作品の背景や意図など、さまざまなことがわかります。海外作品の日本での描かれ方や翻訳も含め、作品を読み解くプログラムを紹介します。

雪の詩、雪の短歌 さまざまな「雪」のイメージ
共立女子大学 文芸学部 教授 福嶋 伸洋 先生
【研究室訪問の特徴】参加型交流
【研究室訪問紹介】 詩や短歌などの言葉を使った「表現」について考えたり、実際に自作したりするワークショップを行います。

芥川龍之介「蜜柑」で表現された刹那の感動
高知大学 人文社会科学部 人文社会コース 教授 田鎖 数馬 先生
【研究室訪問の特徴】研究事例紹介
【講義動画概要】 芥川龍之介の「蜜柑」には、娘が汽車の窓から、外にいた子供たちに数個の蜜柑を投げる場面があります。その場面には、よく読まないと見落としてしまう隠された意味が託されています。その意味を読み解きながら、芥川文学の特徴について説明していきます。

『ピーター・パン』の秘密 ~大学で学ぶ児童文学~
白百合女子大学 人間総合学部 児童文化学科 教授 水間 千恵 先生
【研究室訪問の特徴】研究事例紹介/参加型交流
【研究室訪問紹介】 日本で描かれてきた「ピーター・パン」像をご紹介します。大正時代の挿絵から、現代の絵本まで、きっとびっくりするようなピーターに出会えますよ。時間の許す範囲で、フック、ウェンディ、ティンクなどについても触れたいと思っています。

シェイクスピア劇『ロミオとジュリエット』を読む
東海大学 文学部 英語文化コミュニケーション学科 教授 神山 高行 先生
【研究室訪問の特徴】研究の将来性/研究事例紹介
【研究室訪問紹介】 シェイクスピア劇(+英米文学)に興味のある人はどなたでも大歓迎です。

“英語”で絵本をよむ 『かいじゅうたちのいるところ』
武庫川女子大学 文学部 英語グローバル学科 英語文化専攻 准教授 福本 由紀子 先生
【研究室訪問の特徴】研究事例紹介/参加型交流
【講義動画概要】 アメリカの絵本作家、モーリス・センダックの絵本を読み解きます。英語圏の絵本をテキストと絵の両方から「よみ」、隠された意味を見つけ出してみましょう。絵本をとおして、作家の独自性や翻訳などについても考えてみましょう。
●私たちへの影響を考える
本は、私たちの身近な存在です。だからこそ、その研究テーマも広がりを持っています。メディアとしての特性や、英語習得や子どもの発達への影響を考える。これも立派な「書籍」の研究です。ぜひチェックしてみてください。

視覚メディアを疑え!
埼玉学園大学 人間学部 人間文化学科 教授 牛田 あや美 先生
【研究室訪問の特徴】研究の将来性
【講義動画概要】 私たちは毎日、浴びるように視覚メディアと接します。視覚メディアが私たちに無意識へと訴えるものとは何かを考えていきます。

英語授業を通して文学の力を再発見しよう!
創価大学 文学部 人間学科 准教授 熊田 岐子 先生
【研究室訪問の特徴】研究事例紹介
【講義動画概要】 英語母語話者の日常の概念体系を学ぶことを念頭に、方向づけメタファーの観点から英語文学作品を見ていきます。文学を味わう立場からしても、文学を楽しめる方法論だと考えられます。文学作品は、ルイス・キャロル作『不思議の国のアリス(1865)』です。

「はらぺこあおむし」で読み解く日米教育事情
大阪女学院大学 国際・英語学部 国際・英語学科 教授 加藤 映子 先生
【研究室訪問の特徴】研究の将来性
【研究室訪問紹介】 アメリカの大学ってどんな所?とか絵本の読み聞かせって子どものことばの発達に影響あるのなど聞きたいことは何でも質問をしてください。
●研究が時代を越える
紙は保存性が高いため、「100年前の本が研究対象」「江戸時代の読者の様子は?」といった時代を越えた研究も活発です。歴史の視点で本を研究すると、どういったことがわかるのか? プログラムをみてみましょう。

社会を語る、プロレタリア文化運動
東海大学 文学部 日本文学科 准教授 木村 政樹 先生
【研究室訪問の特徴】研究の将来性
【講義動画概要】 近代日本において文芸批評は、社会や自己について考えるために大きな役割を果たしてきました。その歴史を辿っていくと、人文知が持つさまざまな可能性が見えてきます。この講義では、文芸批評史研究の魅力についてわかりやすく語りたいと思います。

江戸時代にも「聖地巡礼」はあった!?『源氏物語』入門
福岡大学 人文学部 日本語日本文学科 准教授 須藤 圭 先生
【研究室訪問の特徴】研究室内紹介/研究事例紹介/参加型交流
【講義動画概要】 江戸時代、『源氏物語』を愛好した読者たちの手によって、「聖地巡礼」ともいうべき『源氏物語』ゆかりの地を訪れる行動が生まれました。その事例をもとに、文学を読むとはどういうことか、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

タイムマシンを使わずに100年前の演劇を「観る」方法
宮城学院女子大学 一般教育部 ※2026年4月から学芸学部 英語文化コミュニケーション学科 教授 間瀬 幸江 先生
【研究室訪問の特徴】研究事例紹介/参加型交流
【研究室訪問紹介】 観たかったコンサートや舞台に行けずに悔しい思いをしたことはありますか。演劇学の研究とは、自分が実際には観たことのない過去のライブや舞台などを、心の眼で観ることです。実際に観た人たちよりももっと深く、もっと広い視野で観ることができます。
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