口の大掃除は24時間以内に!

歯周病は予防が大切
歯周病は、歯茎の病気です。これは「デンタルプラーク」という、歯周病の原因になる「細菌のかたまりを含む歯垢(しこう)」が、口の中にたまっていくことによって発症します。一度壊れた歯茎は組織の再生治療などを必要とするため、歯科医師はそうなる前の予防に力を入れています。デンタルプラークをいかに取り除くかが重要です。
高齢になるにつれて免疫力が落ち、治療の必要な人が増えます。食事や水分を飲み込む際にむせて、細菌が気管支に入ると誤嚥(ごえん)性肺炎の原因になることがあります。また歯茎が腫れて出血した時に、そこから細菌が体内へ入って全身に影響を及ぼすこともあります。
汚れは24時間以内にしっかり落とす
例えば台所で、洗いおけに汚れた水を入れて1日置くと、ぬめりが付着しますが、これは薬品を使って取るよりも、物理的にスポンジと洗剤でこすった方がよく落ちます。口の中も、24時間で「バイオフィルム」と呼ばれる細菌の層ができます。そのため、一日に一度は歯と歯の間も含めた十分な歯磨き習慣を身につけることが最も予防につながると言われています。歯茎の汚れから細菌がついて炎症を起こすには48時間から72時間かかるとされるので、24時間以内にしっかり磨けば、たまったデンタルプラークを除去できます。
歯磨きのコツと口の中の環境
歯は凹凸のある複雑な形をしており、生える位置によって形が変わります。人によって歯並びも違います。正しい歯磨きは、歯ブラシを歯の横から90度で当てて磨き、歯茎の近くは45度で当てて圧力を弱めに磨きます。歯の表面は硬いエナメル質ですが、歯茎から下はこの層が薄くなり、傷つきやすいのです。電動歯ブラシも効果的で、理想的とされる「毛先磨き」の細かい振動が得られます。口の中には約1000種類の細菌がいて、悪玉菌もいれば善玉菌もおり、そのバランスをコントロールするのが大切です。仮に善玉菌だけを残す方法があったとしても、口の中の環境が大きく偏ると、健康に影響すると考えられています。
参考資料
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