
北海道の一次産業を支えてきた酪農学園大学が、未来のパイオニアとリーダーを育てる新学類を設置
農畜産物と加工品の44%※を日本全国に輸送し、食料基地である北海道。酪農学園大学では、約90年前から資源を循環させて自然環境への負荷を考えた「循環農法」を取り入れ、北海道の酪農の発展に貢献してきました。また、現在では広大なキャンパスに加え、フィールドワークの舞台は海外まで広がり、豊富な実習・実験・演習によって知識と実学を両立しながら実践的な学びを展開しています。
高齢化や働き手の減少、農業の生産性向上、環境への配慮、農産物の高付加価値化など新たな課題を解決し、人と自然の共生を基にした持続可能な地域社会を実現するには、農学(経済学含む)・環境学・情報科学についての文理融合の学びが不可欠です。
そのため、循環農法を基盤とし、DXやAIといった最先端の技術を活用して未来の地域と農業の創造に貢献できる人材の養成を目指す「農環境情報学類〔設置構想中〕」を設置します。
※北海道開発局「令和5年度 農畜産物及び加工食品の移出実態調査」
「農」×「テクノロジー」を基礎から学ぶ

【充実した農学の基盤教育】
人のつながり、生命の循環、命の尊さを学ぶとともに、学生の自主性を促す教育プログラムを展開。共通教育(基盤教育・キャリア教育等)で培った力は、2年次以降の専門教育はもちろん、その先の人生にも必要となる「生きる力」につながります。
【学類の枠を超えた学び】
本学の2学群6学類は教育面でも深く連携しており、学生は自分の学類に限らず他学類の科目も履修できます。専門分野を超えた幅広い知識を身につけることで、学びを広げて自分の興味分野を大きく発展させることも出来ます。
【特色ある専門科目とデータサイエンス】
農業を基礎とした地域経済、地理情報システム(GIS、リモートセンシング)による情報解析及び調査・収集したデータの分析・活用に関する農学の専門的な知識と技術を身につけます。また、データの収集・整理・分析・活用の基本を学び、実際のデータを用いた演習などを通じてデータ処理スキルを習得します。
実践力と社会実装力を身につける

【アグリデザイン領域~地域におけるイノベーション人材へ~】
社会科学系の科目(農業経済学、農業政策学、アグリビジネス論など)を体系的に学び、地域産業のコーディネートや、地域の産業とその振興をマネジメントできる人材を養成します。
【地域データサイエンス領域~農業・環境分野におけるSociety5.0の実現~】
広大なフィールドを生かした地理情報システムによるビッグデータの活用方法を学び、データを用いて持続可能な社会を実現するための、コンサルタントやブリッジャー(橋渡し役)となる人材を養成します。
【充実した実践フィールド】
■約170頭の乳牛を飼育している「酪農生産ステーション」
■約80頭の黒毛和種や日本短角種、めん羊、豚、鶏を飼養する「肉畜生産ステーション」
■複合環境制御型温室での農業研究や、広い圃場で様々な農作物の栽培研究する「作物生産ステーション」
その他、北海道の農家に滞在する「学外農場実習」、企業や研究機関でのインターンシップを行う「キャリア実習」、マレーシアやモンゴルなどアジアを中心とした「海外自然環境実習」などさまざまな環境の実習先を用意。