
文理の枠を超え、さまざまな専門性を身につける
世界は今、「よりよい未来をつくること」をめざして、かつてないスピードで変化しています。特に、テクノロジーを活用して持続可能な社会システムを構築するSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)、地球温暖化を防ぎながら経済成長と産業構造の転換を進めるGX(グリーン・トランスフォーメーション)、そしてAI・IoT・ビッグデータなどのデジタル技術を活用して新たな価値を創出するDX(デジタル・トランスフォーメーション)は、世界中の国や企業にとって不可欠な取り組みとなっています。
こうした社会の変化は、課題の複雑化と分野横断的な連携の必要性を一層高めています。単一の専門領域だけでは解決できない問題が増える中で、幅広い知識と多様な視点を持ち、分野をつなぐ力が求められています。
■6学部17学科体制に進化
金沢工業大学(KIT)は、このような時代の要請に応えるため、文系・理系といった従来の枠にとらわれない学びをさらに広げ、6学部17学科体制へと進化しました。これは、複雑化する社会課題に対して、多様な専門性を持つ人材を育成するための大きな一歩です。
■共創教育で新たな価値を創造
KITがめざすのは、世代・分野・文化を超えた共創教育で新たな価値を創造できる人材です。本学が掲げている「自ら考え行動する創造的探究・実践人材」という教育目標を基盤に、文理の境界を超え、成長分野をリードする人材を育成していきます。
■4年間の学びの流れ
1年次は、大学生として必要な自己管理能力や文章作成能力を身につけます。数理基礎科目と英語科目は、入学後のテスト結果に応じてレベル別にクラスが決まります。2年次は、5~6人のチームで社会のリアルな問題に取り組みます。3年次は、自分のやりたい研究内容に合わせて所属する研究室を決めていきます。後学期の専門ゼミでは、4年次に取り組む研究テーマについて考えます。4年次は、毎年2月に行われる公開審査発表会に向けて、プロジェクトデザインⅢ(卒業研究)に取り組みます。

先進的な総合型選抜制度
■地域の未来をつくる「Uターン型奨学生」選抜とは
金沢工業大学では、2026年度入試から「総合選抜(Uターン型奨学生)」という新しい入試制度を始めています。これは、高校時代の探究学習などを通して「地元にはこんな問題がある」「もっと良くできるはず」と感じ、その解決のために大学で学びたいと考える高校生を対象とした選抜制度です。
いったん地元を離れて大学で学ぶことで、より広い視野で地域を見つめ直す力が身につきます。Uターン型奨学生制度で入学した学生は、大学で学んだ知識を生かし、出身地域の企業でインターンシップを行うことができます。学びと地域がつながる経験は、将来の進路にも大きな力になります。
■理工系は男子という思い込みを変える「女子奨学生」選抜とは
理工系の分野では、「男子が多いから入りづらい」といった無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)を感じる人もいるかもしれません。しかし、本当に大切なのは、自分が学びたい学問を選ぶことです。本学には性別に関係なく、興味のある分野に挑戦できる環境が整っています。看護や福祉など一見別の分野に見える仕事にも、理工系の知識は役立ちます。例えば、介護ロボットの開発やIT環境の整備など、技術を使えば可能性は大きく広がります。理工系の知識は、あなたの「やりたい」をさらに強く後押ししてくれる武器になるのです。
学びのモチベーションを高める高大接続プログラム「KIT入学教育」
金沢工業大学は、高校から大学への学びのギャップを埋めるため、2021年度から「KIT入学教育」を実施しています。高校生から大学1年生までを対象に、大学授業の体験、先輩学生との交流、理工学の基礎力定着、キャリアデザインなど、多様なプログラムを提供し、学生が自分の強みを理解し、主体的に学ぶ姿勢を育てることを目的としています。大学教育の実際に触れて基礎と専門の関係を理解できるため、進路選択の視野が広がり、大学入学後も学ぶ楽しさを感じることができます。
6学部17学科の特色や研究室ガイド、カリキュラムガイドを紹介しています。











