子どもから高齢者まで、誰もができる「生涯スポーツ」って?

子どもから高齢者まで、誰もができる「生涯スポーツ」って?

誰もができる「生涯スポーツ」

生涯スポーツとは、「いつでも、どこでも、誰(と)でも、いつまでも」をスローガンとして、生涯にわたりスポーツを楽しむことです。例えば、競技者からスポーツが得意でない人も一緒に楽しむことができるレクリエーションも生涯スポーツです。子どもであれば、遊びや体を動かすことを中心とした、心と体の発達に合った運動、中高年であれば、無理のないウォーキングや軽いスクワット、マシーンを使わないような筋力トレーニングなどです。それぞれの目的や年齢に応じて内容を調整できることも生涯スポーツの特徴です。

運動をする前と後で比較

スポーツに取り組んで効果をどれくらい得られるかは、運動やトレーニングを実践する前と後を比較することで知ることができます。例えば、1人の対象者にピラティスを週に1回、12週間取り組んでもらい、実施前と実施後で骨格筋(骨を動かす筋肉)の機能を測定します。その結果、ピラティスを続けた人は、体の使い方や体幹部(胴体の部分)の強化、下肢筋力の向上、腰痛の軽減といった効果が確認できています。実践研究で得られた成果は、普段からトレーニングに励むアスリートに対しても、体調管理や不調の改善をめざす「コンディショニング」として役立ちます。

一生続けるための「楽しさ」

例えば中高年が生涯スポーツに取り組む場合、あまり疲れが残らないような強度の内容がメインとなります。それでも効果を得るために、ある一定レベルの負荷は必要です。あまりに楽な状況で取り組んでも、大きな効果を得ることはできないからです。
とはいえ「生涯」にわたって続けていくためには、「楽しさ」は欠かせません。体を動かすことの楽しさを感じながら長く継続できる生涯スポーツを教えるインストラクターには、コミュニケーション能力と正しい体の動かし方や、その人が無理なく続けられるメニューの提案をすることが必要とされます。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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東海大学 体育学部 生涯スポーツ学科 教授 八田 有洋 先生

東海大学 体育学部 生涯スポーツ学科 教授 八田 有洋 先生

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メッセージ

今は非常に便利な世の中です。気になることは、AIに聞くと簡単に教えてくれますが、やはり自分で興味を持ち知りたいと思ったことは、自力で調べることや、実際に行動に移して実践することを体験してほしいです。一方でせっかくのAIを活用しないのも、もったいない話です。もし気になる分野や目標ができた場合は、AIを用いて必要な情報を調べてみるのも一つの手でしょう。大事なのは、便利なツールに頼り切るのではなく、いかに使いこなすかです。

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