AIが導き出した解釈は、本当に正確か?

AIだって万能じゃない
生成AIが登場してから、その有能さ、使いようの面白さなどが人気を呼んでいます。中には「AIで何でも作れる、書ける」と考えている人もいるでしょう。ただ、AIは本当に完璧で信用できるものなのでしょうか。
実は今、この点について考察を進める研究が多く行われています。その中で、あえて「小学生でもわかる」問いをAIに投げかけるという実験が行われました。具体的には「100,000,000,000,000という数字を日本語では何と読む?」と質問したのです。正解は100兆ですが、代表的な2種のAIは、「10兆」「1京」とそれぞれ誤りの回答を示しました。これは極端な例かもしれませんが、AIも完璧ではないことを端的に表していると言えます。
発展、進化の余地は大いにある
本格的なデモンストレーションとして、有害物質PFASを川に流出している工場があることを前提に、「罰金を課せられるべき工場はどこか」という問題をAIに解かせました。過去に全米で公開されたデータを入力したところ、最新AIより50年以上前の統計学の方がコンプライアンスに沿った納得のいく回答を返してきたのです。この実験結果は世界トップ級の論文誌で報じられました。この例からわかるように、AIの持つ課題を解決して、その性能を底上げしていく必要性は非常に高いのです。
多様な活用が考えられるAIだから
今後AIに対しては、何についても盲信せず、発想力、着眼点、物事の根底を徹底して凝視することに留意して、研究が行われていくと考えられます。これは技術向上において基本的な姿勢ということができますし、他分野、他領域においても重要視されている部分です。
これからも、AIそのものはさまざまな場面で活用されていくでしょう。つまり、AIを通して社会に、あるいは人に変化を与えられることが、この研究の意義なのです。
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