
データサイエンスに特化した日本初 最大規模のデータサイエンス学部
近年、社会ではデジタル化が大きく進展し、あらゆる分野で大量のビッグデータが蓄積されるようになりました。一方で、データを活用し、そこから大きな価値を創出することができる人材は限られています。そこで、滋賀大学では、全国に先駆けて平成29年に日本初のデータサイエンス学部を設置しました。その後もデータサイエンス人材のニーズの急増に対応し、令和7年度からは入学定員を100名から150名に大幅に増員、高等専門学校を対象にした編入学も実施するなど発展を続け、現在、35名を超える専任教員を擁する国内最大規模の学部となっています。
本学部では、AI・データサイエンスの専門知識やプログラミングスキルといった理系的基礎の上に、データ利活用の現場で多様な専門性を持つ仲間と連携し、得られた価値を意思決定に活かす文系的な能力も備えた、文理融合型の人材を育成しています。データサイエンスを学ぶ上では基礎的な数学の知識が必要ですが、文系科目選択の学生でも無理なく学べるよう、数Ⅱ・Bの内容から復習できるカリキュラムを用意しています。
本学のデータサイエンス学部の教育課程では、情報学や統計学を習得するとともに、データの解析結果を実際の意思決定に活かして価値創造できる力を高めることを目的としています。1、2年次には情報学と統計学の基礎的内容を身につけながら、さまざまな応用分野におけるデータ分析の実例を学びます。3、4年次では、さまざまな学問分野や産業界におけるデータ分析手法を学び、実際のデータを使った演習を通して価値創造の実践経験を積み重ねていきます。本学はさまざまな企業と連携活動を行っており、ビジネス分野の第一線で活躍している方々の話を直接聞ける授業や、独自のインターンシップなども整備されています。また、国立大学の長所である少人数制・個別指導型のゼミが多数開講され、さまざまな専門性と企業連携経験を持つ教員から、統計手法の深い数理的内容、より高度な情報処理・AI技術、応用分野における実践的な問題解決スキル等を習得できます。
本学部の卒業生は、多様な業界でデータサイエンティストとして活躍しています。さらに専門性を高めたい場合には、大学院(滋賀大学 データサイエンス研究科)へ進学する道も開かれています。

データサイエンス学部教員の夢ナビ講義動画をCHECK!
・講義動画タイトル:テキストデータと音声データ 市川 治 教授(学部長)
・講義動画タイトル:「人間関係」をデータから科学する 青木 高明 教授
・講義動画タイトル:データから重要な情報を探し出そう 松井 秀俊 教授
・講義動画タイトル:人の移動を考えよう 梅津 高朗 准教授
・講義動画タイトル:天気予報の精度を上げる観測とデータ同化 大塚 道子 准教授
・講義動画タイトル:運転中の人はどのように振舞っているか 川井 明 准教授
データから価値を生み出す文理融合教育
本学の教育では、まず情報学・統計学の基礎を身につけ、その後、課題解決、価値創造の経験を積み重ねていきます。この流れは、実際にデータから価値を生み出すプロセスに沿ったものになっています。このことを、実例を通してみてみましょう。
ある工場では、作っている食品の売れ残りが大量に廃棄されています。そのため、どれくらいの需要があるかをデータから予測して、廃棄量を減らしたいという課題があります。この時、次のような流れで課題解決(価値創造の一つの例)を考えます。
1)データの取集・加工・処理(データエンジニアリング)
この食品の注文データ、需要に影響しそうなデータ(気象条件、経済条件、SNS上のクチコミデータなど)を収集。データにさまざまな加工・処理を施し、分析に適した状態に整えます。
2)データ分析・解析(データアナリシス)
適切な統計・機械学習の方法をこのデータに適用して、需要を気象条件、経済条件、クチコミデータなどから予測できるモデルの開発をめざします。
3)課題解決(価値創造)
例えば、クチコミデータが需要に大きな影響を与えていることが分かったとすれば、需要予測を通じて廃棄量を減らすだけでなく、どのような施策を打てばクチコミデータに影響を与え、需要を喚起することができるのか、といった新たな視点が得られます。この段階では、情報学や統計学といった理系的な知識だけでなく、人の行動や心理、社会の動きなどを考える文系的な視点からの考察も行い、分析結果を価値創造につなげる力を養います。

■入学定員大幅増員のデータサイエンス学部の魅力や研究内容、入試情報、卒業後の進路など、最新情報をチェックしよう!












