
AI技術の急速な進化により、省エネ型半導体や環境調和型技術(GX※1)の重要性が高まる今、国内では半導体産業の復興と、その人材育成が急務であり、政府支援や産学連携も進展中です。本学はこれらの社会的要請に応え、GX人材の育成をめざして、2026年4月システム理工学部に「グリーンエレクトロニクス工学科」を新設します。
「グリーンエレクトロニクス」とは、環境に優しい電子的なテクノロジーのこと。デジタル化が進む現代に、その根幹を支えるエレクトロニクス(電子工学)をグリーンにデザインする日本初の学科が誕生します。情報処理アプリケーションはプログラムとして記述され、プロセッサと呼ばれる半導体回路が実行します。半導体技術向上はプロセッサの性能向上や低電力化に直結するため、すべてのアプリケーションの速度改善と低電力化につながります。本学科では、この半導体技術の基礎から応用について学びを深めます。新設のクリーンルーム※2での実験や毎学期のプログラミング実習、企業と連携したPBLを通じて実践力を養います。また海外研修により、グローバルな視野も兼ね備えた人材を育成します。
社会の動きに合わせた新たな学びや取り組みを積極的に取り入れているのが、関西大学の特徴です。全学生を対象にした「AI・データサイエンス教育プログラム」の開講や、ビジネスとデータサイエンスの両者を体系的に学び、実践的なスキルを養う「ビジネスデータサイエンス学部」を2025年4月に開設したのもその一つ。さらに「グリーンエレクトロニクス工学科」の開設により、環境・エネルギー分野の教育体制が強化されます。ぜひあなたも、躍動する関西大学で学ぶ楽しさを味わってください。
※1グリーントランスフォーメーション
※2 空気中の微粒子、温湿度、圧力、静電気、微振動、電磁波など、さまざまな環境条件を制御できる部屋







