AIを使いこなして未来を開く

AIで学びがもっと面白くなる
近年のAIの進化はとても速く、生活の中にも深く入り込んでいます。特に教育では、うまく活用すれば学びがより深く、楽しくなります。例えば「Notebook LM」というAIツールは、文章やPDF、動画、音声など、さまざまな情報を読み込んで要約したり、質問に答えたりしてくれる便利な存在です。お気に入りのお笑いのネタがあれば、そのお笑い動画を読み込ませて英語で要約してもらい、さらに音声での読み上げもさせれば、そのネタの生きた英語表現を耳から覚えることができるのです。
使い方には要注意
AIには、エージェントと呼ばれる、人の介入なしに行動するシステムもあります。チャットボット、自動運転車、スマートスピーカーなどですでに使われており、将来的には食事の管理や資産運用の助言なども期待されています。私たちの生活を支える相棒として、AIの役割はますます広がっていくはずです。
一方で、AIを使うときのリテラシーも重要です。技術の進歩が早いため、AIとのつきあい方にはまだ十分なルールやノウハウが整っていません。例えば、AIに本名を入力してしまうと、忘れた頃に突然AIに本名を呼ばれて驚くことがあります。AIは一度入力された情報をすべて記憶してしまうため、SNS同様に、プライベート情報をむやみに入力しないなど、慎重に活用することが大切です。
AIと共に未来を切り開く
AIの発展によって、社会や働き方は今後大きく変わっていくでしょう。特に、弁護士や医師、税理士など、人の頭脳が求められていた職業はAIに代替される可能性があります。その一方で、AIを開発したり、AIエージェントを設計・管理したりする新しい仕事は今後増えていくと考えられます。つまり、AIを「使いこなす側」になることが、これからの未来を生き抜く鍵になるのです。AIは私たちにとって大きな可能性を秘めたツールであり、それを正しく使いこなすことで、より豊かな未来が広がっていきます。
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