日本でダンス文化が浸透中! 子どもの成長、自己表現の場をつくる

子どもに人気の習い事
ダンスは中学校の保健体育で必修となった影響もあって、子どもたちに人気の習い事の一つです。ダンスにはたくさんのジャンルがありますが、例えばクラシックバレエやヒップホップには決まった技や型がある一方、現代舞踊やモダンバレエには決まった技や型がありません。一人一人が体を使って自由に表現します。また、技や型のないジャンルのダンス指導者の多くは、自身の経験や感性、知識に基づいた指導を行っています。
コーチングで主体性を引き出す
ダンス指導に「コーチング」の技術を導入する取り組みが進められています。コーチは、指示や命令ではなく、丁寧な対話を通じて子どもたちの能力や主体性、やる気を引き出し、目標達成をめざします。さらには子どもの保護者の考えまで考慮に入れながら、子どもたちの人間的な成長を支えます。こうしたコーチング手法は、子どもたちの「好き」という気持ちを育み、能力を伸ばし、ひいては「いつまでも踊り続けたい」という動機につながるでしょう。
ダンスの裾野を広げるために
海外の多くの国では日常的に自国の舞踊に親しみ、自らのアイデンティティと言っていいほど舞踊が文化として根付いています。一方、日本では、歌舞伎をはじめとした自国の伝統的な舞踊に興味・関心を持つ人は多くありません。とはいえ、ダンスは子どもたちの間で浸透していますし、特に心の内を表現するダンス芸術は、良い効果があると考えられています。
ダンスは人を選ぶ特別なものでは決してありません。ジャンルによっては体に負担がかからないため、大人になってから趣味として踊り続けることもできます。最近ではスポーツの練習やトレーニングの一環で、楽しみながら効果的なトレーニングをするためにダンスの技術が取り入れられる活動もあります。ダンス人口の増加に伴い、ダンスができる場や指導者の充実、そしてダンスで食べていける世界といった環境整備も求められています。
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流通経済大学 スポーツ健康科学部 スポーツコミュニケーション学科 准教授 宗宮 悠子 先生
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