海外視点の言葉と感覚で日本の魅力を伝えてもらう
観光ビジネス
日本でビジネスをしている人たちは、外国人観光客にとても興味があります。なぜならば、日本という魅力ある国に来てくれて、宿に泊まってくれて、レストランで食事をしてくれて、お土産を買ってくれて、多くのお金を使ってくれるからです。さらに、観光客がたくさん来てくれればくれるほど、多くのお金が転がり込んでくるので、ビジネスをしている人たちには好都合です。
ビジネスをしている人たちは、日本の様々な魅力を世界の人々に伝え、多くの外国人に来てもらおうと、あの手この手で宣伝します。外国人にたくさん来てもらうためにはどうすればいいか、そうしたことを研究するのは観光学の役割の1つです。
留学生による魅力の発信
SNSなど、個人が気軽に情報を発信できる場が広がっています。そこで、日本にいる留学生の協力を得ながら、留学生の目線で日本の魅力を見つけてもらい、留学生の国の人たちに向けて留学生の言語を用いてSNSで発信してもらうという実験が試みられました。
この実験は、ヨーロッパのクロアチアという国や、ボスニア・ヘルツェゴビナという国からきている留学生、それからブラジルとトルコの留学生が協力しました。もしこれらの国々からたくさんの人たちが日本に来るようになったとしたら、この実験が役立ったことになります。将来の成果が期待されています。
その国の言葉でプロモーションを行う
世界へ魅力を発信するためには、英語はもちろん英語圏以外の観光客も視野に入れてしっかりとした情報発信を行うことが重要です。そして、海外への情報発信を行うには、目標とする国や地域の言語を話す留学生に協力してもらえれば、留学生も私たちと良好な関係を持てるので一石二鳥です。
さらに、日本に留学している人たちの中には、帰国後日本との関係を大きく左右するような政治家になる人もいることでしょう。こうした留学生が日本を好きになってくれれば、留学が終わって自国に戻った時に、日本との良好な関係を築いてもらう力となってくれる可能性が高まります。
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先生情報 / 大学情報
実践女子大学 国際学部 国際学科 ※2024年4月設置 教授 武内 一良 先生
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