スポーツで学ぶ! 本番で結果を出すために必要なこと

基礎トレーニングと反復練習
スポーツでパフォーマンスを高めるには、体力と技術の向上が不可欠です。まず、体力がなければ、高度な技を実現することはできません。アスリートであれば、トップアスリートの特殊なトレーニングをまねしたくなることもあるでしょうが、その前に、基礎的なトレーニングを地道に積み重ねることが何より重要です。
技術面では、目標を設定して、それに必要な「複数の体の動かし方」を身につける必要があります。例えば、逆上がりをしようと思ったら、「握力で体を支え、腹筋で足を持ち上げ、体幹の筋力で体を回転させる」といった動作です。こうした一つ一つの動作を反復練習によって習得し、自然にできるまで体に覚えさせることが求められます。
緊張感を味方につける
体力と技術が身についたら、最終的な目標は試合で結果を出すことです。試合では、ホームではない会場、観客の存在、重要な大会でのプレッシャーなど、練習時と状況が大きく異なります。その中で最大限のパフォーマンスを発揮するには、日頃から試合で起こり得るさまざまな場面を想定して、練習を積んでおくことが鍵になります。
人間なので、試合で緊張するのは当然です。その緊張感さえも「よいパフォーマンスをするための準備」とポジティブにとらえられるよう、メンタル面の強化も欠かせない要素といえるでしょう。
注目される「スポーツの価値」
アスリートは日々トレーニングを行いながら、目標を定め、計画を立てて実行し、うまくいかなかったときには原因を分析して改善を繰り返しています。これは、ビジネスの場で重要視されている「PDCA(Plan・Do・Check・Action)サイクル」そのものです。さらに、ここ一番で力を発揮する方法、自主性やコミュニケーション能力など、スポーツを通して身につくスキルは多岐にわたります。こうした点から、スポーツの価値やアスリートが持つ能力は、スポーツ界だけでなく社会全体においても高く評価されているのです。
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