南山大学キャンパス隣接地に開寮する南山大学ヤンセン国際寮は、178室の寮室を有し、外国人留学生と日本人学生がともに暮らし学び合う国際性豊かな学生宿舎です。最大の特徴は、全入居者を対象に年間を通じて提供される「教育プログラム」。異なる価値観を持つ学生との共同生活の場だけでなく、多様化する社会で必要なスキルを身につけるための様々なアクティビティを提供します。
欧米出身者を中心に、年間およそ450人の留学生が在学しています。キャンパス内には多数の国際交流の機会を設け、授業やクラブ活動を通じて、普段の学生生活の中で国際力を身につけることができます。
“ワールドプラザ”は、学内にいながら英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語などの外国語で会話を楽しみ、外国語の運用能力を磨くことができる外国語だけのコミュニケーション空間です。
また、すべての南山大生が自由に多文化交流できるスペースとして“多文化交流ラウンジ(愛称:Stella)”があります。ラウンジでは様々なイベントが企画され、留学生による国紹介やトークセッションなど幅広く開催されています。
“ジャパンプラザ”は、留学生の日本語練習のために設けられた外国語禁止の施設であり、誰でも気軽に各国からの留学生と日本語で交流できます。ゲームやDVD鑑賞ができるほか、ハロウィンやクリスマスにはイベントが開催され、楽しみながら異文化に触れられます。
本学では、創立以来、国際教育に力を注いでおり、豊かな国際性と専門性を併せ持つ人材を育成するため、さまざまな制度を設けています。
1年を4回に分けて授業を行うクォーター制を導入しています。第2クォーターは原則として必修科目を設けないことにより、6月からスタートするサマーコースなどの短期留学や、サービス・ラーニングといった自主的な学修の選択肢が広がります。また、短期間で集中的に学ぶことにより、学修効果の向上が期待できます。
さらに、全学部・全学科の学生が受講できる「国際科目群」は、本学独自の教育プログラム。幅広い分野を網羅する約60科目の授業がすべて英語で受けられます。留学しなくても海外の大学さながらの授業を受講できるのが魅力です。英語で専門科目の講義を受けるだけでなく、討論や発表もすべて英語で行うことで、高い英語運用能力と共に、英語で自分の考えを伝える主体性とスキルを身につけます。
大学の留学制度を利用すれば、留学先大学で取得した単位が卒業単位として認定されるため、4年間での卒業が可能です。交換留学では、33の国・地域からなる115の協定大学で、現地学生とともに専門科目を学びます。高い外国語運用能力が必要ですが、多くの知識と経験を得ることができます。留学先大学の授業料が全額免除されるため、最も人気がある留学制度です。
さらに、全学部において独自の短期留学プログラムを実施しています。語学を学ぶだけでなく、現地の文化に触れるフィールドワークや企業訪問なども行います。