日常的に英語を使う人のうち、何割が英語を母語としないノンネイティブスピーカーなのかを知っていますか。約8割です。国際社会におけるコミュニケーションでは、ネイティブスピーカーの英語に合わせるのではなく、難しい単語を簡潔な表現に変換する思考法の修得が効果的です。本学が独自開発した「ELF(English as a Lingua Franca)プログラム」では、英語を頭で考えるのではなく、表現方法の1つとして学びます。
10以上の国籍、様々な母語を持つ教員が独自の教材により、自国の文化や歴史など、英語だけでなく異文化への理解も深めていきます。全学部必須で専用施設「ELF Study Hall 2015」で学びます。クラスは学年・学科混在のレベル別少人数制です。評価基準は「修得できたかどうか」。たとえばテストはReadingとSpeakingを組み合わせるなど、英語理解の総合力を評価し、学ぶ意欲を高めています。
文学部 英語教育学科、農学部 環境農学科、観光学部 観光学科は、留学を4年間のカリキュラムに含んでいます。英語教育学科は2年次の秋学期から3年次の春学期までの9ヶ月間、イギリス、アメリカ、アイルランドのいずれかに全員が留学します。環境農学科は2年次に、カナダまたはオーストラリア(予定)へ4ヶ月間の留学をします。英語、自然、農業、環境などの授業やフィールドワークを通し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献できるグローバル人材をめざします。
観光学科は2年次から1年間、全員オーストラリアへ留学します。留学前には毎日英語に触れる「英語シャワープログラム」を実施。留学で必要な「聞く・話す」力を修得します。留学中は現地の大学で学ぶ他、「インターンシップ」や、選択したテーマを深掘りする「自主研究」にも取り組みます。留学後も英語で行われる専門科目の授業があり、実践的な英語力を磨いていきます。
※ 感染症等の影響により、留学が海外大学のオンライン授業となる可能性があります。
さらに、全学部の学生対象に世界各国の提携校で多彩な教育を行う「SAE(Study Abroad Experience)プログラム」を実施しています。語学研修をメインとする3~5週間の海外研修、語学研修だけでなく正規授業、現地でのボランティア活動なども経験できる4ヶ月~1年間の海外留学があり、自分の目的に合わせて選択することができます。
海外経験は視野を広げ、新しい自分を見つける貴重な機会です。この経験は、その後の人生に必ず大きな影響を与えます。「オンライン海外研修プログラム」もスタート。本学では、学生が可能性を広げ、未来の選択肢を増やせるよう、様々な取り組みでサポートしています。