湘南工科大学は、「社会に貢献する技術者の育成」という理念のもと、常に自由で新しい技術教育を探究し続けています。2023年4月、「情報学部・情報学科(届出済)」を新設し、工科系単科大学から2学部5学科体制に生まれ変わります。急速なDX化が進む世の中のニーズに応じ、3専攻ごとの専門カリキュラムに加え、プログラミングの習得とAI・データサイエンスのリテラシー教育を全員必修で学びます。ICTの多様な分野を学修し、新たな価値を生み出すための視野や協働力を育むとともに、技術を課題解決に生かす力を養う。そんな“想像”と“創造”を楽しむ新しい学びが始まります。
情報学部では、3つの専攻が学びの軸となります。AIとデータサイエンスのエキスパートを目指す「人工知能専攻」、さまざまなICT技術を身につけたコンピュータのエキスパートを目指す「情報工学専攻」、情報発信のWeb技術に加え、情報を表現するCG、VR・ARなどのメディアコンテンツ制作技術を兼ね備えたエキスパートを目指す「情報メディア専攻」を設置。
また、充実したICT環境や研究施設が整備されているのはもちろんのこと、協働作業を通じてさまざまなコミュニケーションが生まれる、従来の教室のイメージとは異なる学びの空間を用意しています。情報学部では自身の端末を活用する「BYOD(Bring Your Own Device)」が必須。反復しながら効率良く習得することに有効なプログラミング科目では、オンデマンド授業も活用するなど、対面・オンラインの利点を生かし、学修を深めていきます。
世の中には、解決しなければならない課題が数多くあります。1年次は、「数理科学」「VR・AR・ゲーム」などの、情報学部で学ぶ「ICTの10分野」にまたがるさまざまな課題に触れ、その具体的な課題解決のプロセスを、実習を通じて体験します。各分野・専攻の先輩と一緒に、課題(研究)の面白さと実際の学びに触れながら自分の「やりたいこと」を見つけます。
2年次からは、1年次で見つけた「やりたいこと」を「できること」に変える、より具体的な取り組みが始まります。世の中の課題は、多様な技術を組み合わせなければ解決できません。そこで、専攻・学年の枠を取り払い、「やりたいこと」が同じ学生同士で集まって、じっくりと課題解決に取り組める実習を用意しています。
これらは自分の中で混じり合い、4年次の卒業研究や卒業後の進路にもつながります。自分のやりたいこと(想像)と、できること(創造)を楽しめる自分オリジナルの学びを追究し、一つではない、未来の可能性を広げられます。