東京海洋大学海洋工学部では、海運・海事関連産業のみならず、電子、機械、流通、物流、情報産業など幅広い分野の次世代を担う高度な専門技術者を養成しています。「海事システム工学」「海洋電子機械工学」「流通情報工学」の3つの学科では各々工学的かつ実践的な教育研究を行い、卒業生が即戦力として各フィールドで活躍出来る知識と技術を養います。他では学べない「即戦力」となる知識と技術を学ぶことができ、常に高い就職率を維持しています。海運業のみならず、機械・電気・情報産業、建設等と求人の幅も広く、卒業生は専門的な技術と知識を活かし、多方面での活躍が期待されています。
海洋工学部では、データサイエンス、すなわちビッグデータ解析や機械学習法など理論や実装に関する知識を習得した上で、本学部が有する海洋、海事、機械、電子、物流などの専門知識とフィールドを対象とした問題解決のために、的確に社会実装を主導する人材を育成しています。更に、大学院海洋科学技術研究科では、「海洋産業AIプロフェッショナル育成卓越大学院プログラム」として、海洋に関する世界最高水準の教育力・研究力を結集した5年一貫の博士課程学位プログラムを構築しており、更に高度な知識を習得することができます。
海洋関連労働人口の減少が危惧される現代社会において、本学部でデータサイエンスを学んだ人材がSociety5.0実現およびSDGs達成に大きな役割を果たし、多様な価値・システムを創造することで、世界における我が国の海洋プレゼンスを確立させることが期待されています。
海洋工学部では、データ活⽤の⼿法を実践的に習得するとともに、データサイエンスの基本的概念およびデータの収集・管理・分析の基礎的な技術が身につけることができます。更に、データサイエンスの具体事例を通じて、社会におけるデータの活⽤について理解することで、社会に出てから即戦力として活躍することが期待されています。そして、今年より「数理・データサイエンス・AI 教育プログラム(リテラシーレベル)」が開設されました。表のような「データサイエンス入門A・B」という2つの科目をともに修得することにより、プログラムの修了が認定されます。
その他に、総合科目では「情報リテラシー」、基礎教育科目では「情報処理基礎論」、「計算機科学」がデータサイエンスに関する基礎的な知識を習得できます。そして、各学科の専門科目では、「データ構造とアルゴリズム」、「データベース工学」など、データサイエンスやプログラミングに関する科目が多数開講されており、データサイエンスに関する専門的な知識を習得することができます。
講 師
竹縄 知之 先生東京海洋大学海洋工学部 流通情報工学科教授
タイトル
高校数学で分かるディープラーニングの原理
概 要
ディープラーニングは自動運転や自動翻訳をはじめとしてさまざまな分野で使われていて、これからますます大事な技術になっていきます。難しいものだと思われがちですが、高校で習う数学でも解き明かせるものなので、怖がらずに学んでみてください。また、ディープラーニングではトライアンドエラーを繰り返すことも必要です。考えてもわからないときはわからないので、駄目もとでもやってみようと能動的に動いてみることが重要です。一度プログラムを組んでみると面白さがわかるはずです。
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