同志社大学では、社会の要請に応えるため、2022年度から新たな教育プログラム「同志社データサイエンス・AI教育プログラム」(DDASH)※を開始します。現在、大企業の約半数が経営・製品企画、マーケティングにデータを活用し、約2割がさらに高度なAIや機械学習技術をビジネスに利用、加えて、大企業の約5割がデータ分析専門の部署を置いています。現代社会におけるデータ利活用は急速に広がりました。「文系だから」「専門外だから関係ない」という判断では時代に取り残されてしまいます。データ分析に関する知識技能は、文系・理系の垣根なく現代の「読み・書き・そろばん」。社会人基礎力として必要とされているものです。
※DDASHディーダッシュ:Doshisha Approved Program for Data science and AI Smart Higher Education
こうした背景をもとに、内閣府・文部科学省・経済産業省の3府省が連携し、すべての学生が文系・理系の垣根なく「数理・データサイエンス・AI 」に必要な力を習得できるよう、全学的な教育教材の開発、教育に活用可能な社会の実課題・実データの収集・整備などの実施を支援しています。そこで同志社大学では、数理・データサイエンス・AI教育をリテラシーレベルの「DDASH-L」と応用基礎レベルの「DDASH-A」に分けて展開。また、「DDASH-L」および「DDASH-A」で習得する知識技能や応用基礎力に加えて、各学部の分野における専門知識やその活用法を習得することで「修了」となる、2つのプログラムを包含した「DDASH副専攻」も提供します。これらの学びの先には、さらなる高みを目指す人のために大学院レベルの学びとして「DDASH-E」も準備します。
2022年度から全学部生を対象にスタートする教育プログラム「DDASH-L」では、実社会で目にするデータを適切に読み解き、使い方を判断できる水準の能力習得を目標とします。同志社大学では、2005年度から全学共通教養教育科目や、文化情報学部を始めとする学部教育においてデータサイエンス教育を提供・実施してきました。その実績を踏まえ、「文系・理系を問わず全学部生が履修可能」「複数学部の力を結集して教材を作成」「外部講師を招聘」などを特徴とした、フルオンデマンド開講の「データサイエンス概論」(必修科目)を新たに提供。学生は、データリテラシーの基礎や社会におけるデータ・AI利活用およびその際の心得などが学べます。
なお、DDASH-AとDDASH副専攻は、2023年度からの提供に向けて検討を進めています。
プログラムの詳細は、本学特設ページをご覧ください。