「スポーツマネジメント」で切り開く、スポーツビジネスの未来

スポーツマネジメントとは
「スポーツマネジメント」は、スタジアムや体育館などスポーツ施設の有効活用方法、およびマラソン大会やワールドカップ、オリンピックといったスポーツイベントのマーケティングやマネジメントの手法を研究します。現在の日本の公共施設の課題は、施設自体は頑丈でも内装やソフトが古く、コンセントがない、インターネットにつなげないなど制約が多いことです。しかしまだ使える状態ということもあり、税金を投入して建て替えることに住民理解が得られにくい現状もあります。
寄付金で造られた公共施設
そんな中、あるJリーグクラブが、自治体や関西経済同友会と団体を作り、寄付金を募って新しくサッカー専用のスタジアムを建設し、平成27年、吹田市に寄贈しました。市立吹田サッカースタジアムです。公共施設にもかかわらず、税金を使わずに施設を建てた先進的な事例です。収容人数は約4万人、座席からフィールドまでは約7メートルと全席で臨場感のある観戦が可能であり、サポーターからも支持されて、大きな経済効果がありました。これに続けとほかの自治体やチームでも模索が始まっています。
スポーツマネジメントの課題
スタジアム経営では、収支の面でプラスにするのがビジネスの使命です。Jリーグのホームでの公式戦は年間17試合しかなく、残りの348日は、収入を得るためにアーティストのコンサートや日本代表の国際試合などが行われます。クラブチームの売り上げは中小零細企業程度の経済規模ですが、一般市民の心と記憶に残すインパクトは大きく、地域のシンボルとして子どもが憧れるチームにする経営が求められます。
1993年に地域密着を標榜したJリーグが、新しいプロスポーツの経営を始めました。これにほかのスポーツも続き、マネジメントが模索されています。集客を増やすことはもちろん、スポーツ選手のセカンドキャリアや、スタジアムでの事故やテロを防ぐリスク管理も、スポーツマネジメントの重要なテーマです。
※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。
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先生情報 / 大学情報

びわこ成蹊スポーツ大学 スポーツ学部 スポーツ学科 スポーツビジネス・メディアコース 准教授 吉倉 秀和 先生
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スポーツマネジメント先生が目指すSDGs
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