非常口ピクトグラムでわかる算数・情報教育・デジタルのひみつ探究

二進法をピクトグラムで考える
ピクトグラムは、建物にある緑色の非常口マークのように、言葉を使わずに意味を伝える絵文字のような記号です。このピクトグラムを使い、「情報」の授業を直感的に学ぶ仕掛けが研究されています。
例えば、表が白、裏が黒で塗られた小さなピクトグラムのカードを作ると、白と表示されたときは「校庭を使ってよい」、黒にすると「使用禁止」と簡単に指示ができます。カードを2枚にすると「手前だけ使える」「奥だけ使える」といった複雑な条件も表せます。これは、デジタルの基本となる二進法、つまり1と0だけで複雑な情報を表す仕組みを体験的に理解するための教材として役立っています。
「なぜそうなるのか」を考える力
学びを深めるには、答えだけでなく「なぜそうなるのか」を考えることが大切です。速さの計算も、公式だけを覚えるのではなく、「1秒で2歩なら5秒で10歩」と考えれば、数の関係が自然に見えてきます。二進法も同じで、ただ変換手順を暗記するのではなく、2つずつまとめる、余りを見る、といった感覚から理解すると、本質がつかみやすくなります。さらに、円周率や色の三原色のような内容も、実際に測ったり試したりすると、「なるほど」と実感を伴って学べます。知識を覚えるだけでなく、仕組みを発見する喜びが学びを支えます。
思考を広げる「ピクトグラムとの対話」
こうした「考える学び」を後押しするためには、「ピクトグラムとの対話」という手法は有効です。「このピクトグラムは何を伝えようとしているのか?」と仮説を立てながら向き合うことで、情報を整理し、抽象的に捉える力が養われます。
また情報科目だけでなく、例えば『枕草子』を読むとき、登場人物に「今どんな気持ち?」と問いかけながら読み進めると、場面の情景が立体的に浮かび上がり、理解が深まります。ピクトグラムをきっかけに、「仮説を立てて考える」学びの姿勢を身につけることが、これからの時代に求められる思考力を育てるのです。
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