使える英語を身につける学び

 使える英語を身につける学び

英語はなぜ使えないままなのか

「英語は勉強しているのに話せない」と感じる人は多くいます。日本では長い時間英語を学びますが、実際に使えるようになる人はそれほど多くありません。その背景にはいくつかのズレがあります。英語を「覚えてから使うもの」ととらえてしまうこと、英語を一つの知識としてまとめて学んでしまうこと、そして実際に使う機会が十分にないことです。こうしたズレが重なることで、英語を知識としては理解できても、自分の言葉として使えない状態が生まれます。

一人ひとり違う「英語の使い方」

より効果的な英語の学びは、人によって異なります。性格や興味、将来の目的によって、必要とされる英語のあり方も変わってきます。また、英語は使われる場面によって役割が異なります。友人との会話、発表、議論などでは、それぞれ求められる表現や使い方が違います。こうした違いがある中で、同じ内容や方法で学ぶだけでは、英語が自分の言葉として定着しにくい面があります。留学や海外生活では、こうした目的や場面の違いに応じて英語を使い分ける必要があり、その中で言葉が身についていくことが多く見られます。このことは、英語が「どのように使われるか」という視点で学ぶ必要があることを示しています。

実践とAIをつなぐ授業の研究

こうした学びを日本の授業で実現するためには、英語を実際に使う経験を継続的に生み出すことが求められます。そのため、実際の場面を想定した活動を取り入れ、ドラマ形式でのやり取りや、自分でニュースを作って発信する活動、対話を通して内容を深める活動などを行います。さらに、自分の発話を記録して振り返り、表現を広げてもう一度使うという流れを組み込みます。そして、この一連の過程にAIを活用することで、一人ひとりに応じたフィードバックや表現の拡張を可能にします。このように、実践とAIを組み合わせた授業において、英語を「使いながら身につける学び」がどのように成立するのかを明らかにし、実践へとつなげることが進められています。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

北星学園大学 文学部 英文学科 教授 江口 均 先生

北星学園大学 文学部 英文学科 教授 江口 均 先生

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英語教育学、第二言語習得論

メッセージ

高校までの「科目としての英語」と、実際に人とつながるために使う英語は異なります。これからの社会では、英語を使う場面は確実に広がっていきます。しかし、何をどのように学ぶかは人によって違います。だからこそ、自分にとって必要な英語を考え、「使いながら身につける」ことが重要です。英語を使えるようになることで、出会いや将来の選択肢は大きく広がります。その一歩を、今の学びから踏み出してみてください。

北星学園大学に関心を持ったあなたは

本学は、国際学部、文学部、経済学部、社会福祉学部の4学部8学科を擁する札幌市内の文系総合大学です。キリスト教精神に基づく人格教育により「人間性・社会性・国際性」を身につけ、社会に貢献できる人材をめざします。北星の強みは、英語教育の質の高さ、社会福祉士の合格実績、施設の充実。特に、交換留学などの国際交流、高い就職実績や自分らしい生き方をサポートする本学独自のキャリア支援が挙げられます。