「やる気」はみんな持っている

「やる気」はみんな持っている

あなたのやる気はどこにある?

「早くやりなさい」と言われた途端にやる気をなくした、という経験はありませんか。人は他人から「やらされた」と感じると、やる気がしぼむものです。「やる気」とは自身の興味や関心、楽しさといった内側からの欲求に応じて自発的に行動する心理状態です。報奨をもらえるからとか怒られるからやるといった条件はありません。専門用語でやる気は「内発的動機づけ」と言い、学習や仕事への意欲を高めて、持続的な高パフォーマンスにつながります。では、どうすればやる気が起きるのでしょうか。

自分で決めることが大切

やる気を引き出し、高めるのに大切なのが「自己決定感」です。以前テレビドラマで、目的の達成のためには土下座もいとわない主人公がいました。強要された土下座は、本人に精神的ダメージを与えますが、自ら選んで行う土下座なら平気です。受験勉強も同じで、強要される勉強は気が進みません。しかし「将来、私はこうなりたい、だったらこの大学に入らなければ」、「ならば嫌いな教科も頑張らなきゃ」、「じゃあこの問題集をやろう」と自分で決めて選び取れる人は、最後までやる気を持って成し遂げられます。部活動でインターハイ出場をめざすとか、仕事で結果を出そうという人も同じで、自分で決めた目標には、苦しくてもやる気を持続できます。

みんなやる気を持っている

そもそもやる気のない人など一人もいません。人は1歳くらいで立ち、転んでは立ち上がりを繰り返す不屈の精神を持って、ついに歩き始めます。これはやらされたのではなく、自らやったのです。やがて好奇心を発揮し、何でも自分でやりたがる時期がきます。それは大人になっても基本的に変わりません。ただ成長の過程で誰かに何か言われたり、邪魔されたりして傷つき、そのため「私は勉強が嫌いなのだ」などと思い込んでしまうのです。やる気がないように見える人は、やる気を隠しているだけです。その心の原因に気づけたら、やる気が顔を出してくるでしょう。

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新潟青陵大学 福祉心理子ども学部 臨床心理学科 教授 碓井 真史 先生

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社会心理学

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メッセージ

人は無人島にでも行かない限り、社会という集団の中で人と関係性を築いて生きています。社会心理学とは、そんな社会で暮らす個人の行動や認知を研究する心理学です。自分を知り、他人を知れば、日々の暮らしや仕事がうまくいき、やがて自身の幸せになって返ってきます。さまざまな学問がありますが、中でも心理学は最も直接的に人の幸せを考える学問と言えるでしょう。ほんの少しの学びであっても、必ず役立つ知識になります。心理学とはそれほど身近で、面白い学問です。

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