ロボットを操作して接客 観光業界の働き方を変える!

ロボットを操作して接客 観光業界の働き方を変える!

ロボットで働くアバターカフェ

東京に、ロボットが接客する「アバターカフェ」があります。ロボットは自律的に動いているわけではなく、リモートで操作されています。操作するのは障害や難病のため外出が難しい人たちで、ロボットを介して客と会話し、サービスを提供しています。接客には外見も体の状態も関係ありません。このようなカフェがつくられた背景には、どんな問題があるのでしょうか。

働きたいのに働けない人がいる

接客や観光の仕事は、人と関わることが好きな人が挑戦しやすい分野です。それでも人手不足が続いています。背景の一つが、外見による採用の偏りです。求人票には書かれていなくても、実際の採用では見た目が影響することがあり、働く意欲や力があっても機会を得られない人がいます。また、ホテルなどでは学生が長期間、無給のインターンシップを行うケースや、外国人労働者が言語や文化の違いに悩みながら働くケースも少なくありません。
以上のケースに共通しているのは、働く人が大切にされているかどうかという視点です。給料の高さや仕事の難度とは別に、「自分は大切に扱われている」と感じられるかどうかが、仕事の質に関わってくるのです。

「いい仕事」の条件を問い直す

「いい仕事かどうかは、きつさや給料ではなく、働く人が尊重されているかどうかで決まる」という考え方から、観光業界の働き方を見直す研究があります。外見による選別や無給労働問題をデータで明らかにし、企業や社会の改善につなげようとする試みです。日本の「おもてなし」は世界的に評価されていますが、サービスを支える人が大切にされていなければ続きません。働く人が尊重されてこそ、おもてなしは本来の輝きを放ちます。
アバターカフェのような取り組みは、外見や身体的条件にとらわれない働き方を実現する一例であり、働ける人を社会全体で広げようとする試みです。こうした研究は、「働く人が大切にされているか」という問いを、社会に投げかけているのです。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

関西外国語大学 外国語学部 英米語学科 准教授 ユ ケイト インヨン 先生

関西外国語大学 外国語学部 英米語学科 准教授 ユ ケイト インヨン 先生

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観光学

メッセージ

観光の分野は、世界とつながる可能性に満ちています。海外で働いたり、外国語を身につけたり、異なる文化に触れる機会が広がります。グローバルな視点を持つことが、あなたの未来を切り開く力になるでしょう。高校生のうちから、世界の動きに意識的に関心を持ちましょう。ニュースやYouTubeを通じて、世界のトレンドが日本にどう影響しているかを知るだけでも見える景色は変わります。進路に迷っているなら、まず世界に目を向けてみれば、あなたのやりたいことのヒントがあるはずです。

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