世の中の最先端を伝える技術科授業 生徒の発想を引き出すコツは

プログラミング、アプリ制作を学習
世の中の「情報」「テクノロジー」といった分野は著しいスピードで進化し、生成AIなどの新たな技術も誕生しています。最新技術と言われたものも、30年後には一般家庭に普及するような時代です。現在、中学の必修科目である「技術」では、そのような最先端技術を教えるため、学習指導要領の策定や教材研究が行われています。最近は情報分野の比重が多く、プログラミングやスマートフォンのアプリ制作は、すでにカリキュラムに入っています。今後は3Dプリンタや、高度に進化するロボットの仕組みを学ぶようになるでしょう。今は大学で学ぶ量子コンピュータも、十数年後には中学の技術科で扱っているかもしれません。
好奇心と探究心を育む
だからといって、子どもたちに最先端技術をそのまま伝えても理解できません。伝えるときは抽象化し、専門書レベルの知識を絵本化する発想で概念を伝えます。わかりやすくマンガやゲームも利用します。子どもたちが知識を獲得した後は、自分たちで試作品を作り、発表を行います。授業時間内の制作なのでプロトタイプのレベルですが、創造性を働かせるのには十分です。普段触れる機会の少ない最新技術に触れ、興味を持つことで、中には家族の困りごとを習った技術で解決しようと独自の発想をする子もいます。また、若者ならではの感性と創造力で、最新技術に自分が考えたオリジナルの技術を加える子も見られます。昔は先生に言われたものを作ることが主流でしたが、現在の技術科の学習は開発です。このような学習は、子どもたちの好奇心や探究心を育む大きなきっかけになっています。
人を幸せにする技術の担い手に
世の中の進化に合わせ、技術科では、何をどこまで、どのような方法で伝えるかという授業の研究が続けられています。技術教員は継続的な学びや学び直しに努めつつ、技術における倫理観も考え、伝えます。そうやって学んだ子どもたちが将来、人を幸せにする技術を生み出す担い手に成長することが期待されています。
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先生情報 / 大学情報

茨城大学 教育学部 学校教育教員養成課程 教科教育コース技術選修 講師 川路 智治 先生
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技術教育、教科教育学先生が目指すSDGs
先生への質問
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