AIの正しい使い方 異文化の考えに触れるツールにも

AIの正しい使い方 異文化の考えに触れるツールにも

AIを正しく理解し活用するために

「秒進分歩」で進化するAI技術によって、私たちの社会はいま大きな変化の中にあります。特に生成AIが暮らしや仕事に与える影響は大きく、少し前にはできなかったことが次々と可能になっています。
しかし、その大きな力は使い方を誤れば深刻な問題を引き起こす可能性もあります。今後、AIは私たちの生活や社会を支える重要な基盤となっていくでしょう。だからこそ、AIを正しく理解し、その特性や限界を踏まえて適切に活用できる人材が求められているのです。

生成AIの仕組みに着目

生成AIは、学習や研究を支える有力なツールです。質問をすると、AIが学習した膨大な情報をもとに、最も適切と考えられる回答を生成します。
また、質問の内容によって利用する情報が異なることがあります。例えば科学技術については英語の情報を広く参照し、日常的な話題では日本語の情報を中心に回答することがあります。このように生成AIは、さまざまな情報を活用しながら回答を作り出しているのです。
こうした特徴は、世界の文化や価値観を調べる際にも役立ちます。

世界の文化の違いを体験

例えば、日本語で「幸せとは何ですか」と生成AIに質問してみましょう。次に、同じ質問を英語やフランス語、ヒンディー語などに翻訳して質問し、それぞれの回答を日本語に訳して比較します。
生成AIの回答は、その言語で書かれた膨大な情報をもとに作られています。回答には、その言語が使われている国や地域の文化、価値観、ものの考え方が色濃く表れます。例えば、幸福を個人の成功と結び付ける文化もあれば、家族や共同体とのつながりを重視する文化もあります。
このように生成AIを活用すれば、自分のスマートフォンやパソコンから世界各地の文化や価値観の違いを探究することができます。これまで海外へ行かなければ触れることのできなかった多様な考え方にも、身近な環境から出会うことができるのです。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

和洋女子大学 AIライフデザイン学部  教授 鬘谷 要 先生

和洋女子大学 AIライフデザイン学部 教授 鬘谷 要 先生

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情報科学、化学、人工知能、人間学

先生が目指すSDGs

メッセージ

大学のことは大学に入ってから考えればいいと思います。高校時代はしっかりと高校の時間を楽しみましょう。大学に入る前から「これをやる!」などいろいろと決めてしまったり、シミュレーションしたりする必要はありません。その分、大学に入ったらしっかり4年間悩みましょう。教員からも、将来を考えるために必要なさまざまな話題が提供されます。その中で自分の適性や自分の可能性など、いろいろと思いを巡らせたり、妄想したりしながら考えてほしいと思います。

和洋女子大学に関心を持ったあなたは

明治30(1897)年の創設以来、社会で自立できる女性を育成し続けてきた和洋女子大学。現在、5学部9学科(【人文学部】日本文学文化学科/心理学科/こども発達学科【国際学部】英語コミュニケーション学科/国際学科【家政学部】生活環境学科/健康栄養学科【看護学部】看護学科【AIライフデザイン学部】AIライフデザイン学科)を有し、一人ひとりの総合力を高める多彩な学びを豊かな教養教育と実践的な専門教育で提供しています。さらに、AIを活用したデータサイエンスの学びも強化。今後も社会の様々な課題を解決し、社会貢献できる人材を育成していきます。