ハイタッチで光る服でスポーツ観戦! 新技術を体験に変えるデザイン

ハイタッチで光る服でスポーツ観戦! 新技術を体験に変えるデザイン

ファッション×テクノロジー

服は、外部から身を守るため、または自分を表現するために着るものです。それを、新しい技術とアイデアを加えることで、服の目的を拡張できるのではないかという考えからデザインされたのが、人が抱き合ったり、ハイタッチしたりしたときにだけ光る服です。スポーツ観戦時に観戦者がこの服を着ていれば、歓喜したときに観客席が光り、イベントの高揚指数が可視化できます。これは、電子回路が輪のようにつながると電気が流れる原理を利用して、人が触れ合うことで回路がつながり、電気が流れる仕組みを服に取り入れたのです。ファッションとテクノロジーを組み合わせることで、「人と人がつながる瞬間」がデザインされました。

布から音楽が流れるテント

デザインによって優れた技術を世の中にアピールすることもできます。布そのものがスピーカーになるという技術が開発されたとき、すばらしさを表現するために、その布を使ったテントがデザインされました。その結果、テント内はまるでコンサート会場のような音響空間になり、布スピーカーの性能が十分に発揮されました。どれほど優れた技術でも、単に「すごい技術です」と説明するだけでは、多くの人に広がりません。デザインは、技術を人が実感できる体験に変える役割を担っています。説明ではなく体験として伝えることで、新しい価値や感動を生み出しているのです。

テクノロジーと人をつなぐ

新しい技術を製品化するには、技術的な実現性を考えるのはもちろんですが、その前に「どんな体験や世界を人に届けたいのか」を考えることが重要です。日本には優れた技術が数多くありますが、その魅力が十分に伝わらず、社会に広がらないまま終わってしまうことも少なくありません。そこで求められるのが、技術を人に伝わる形に「翻訳」するデザイナーです。テクノロジーと人を結びつけ、新たな生活体験を生み出すことが、これからのデザインには求められているのです。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

共立女子大学 家政学部 被服学科 准教授 オルガ 先生

共立女子大学 家政学部 被服学科 准教授 オルガ 先生

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服飾・被服学、ファッションテック

先生が目指すSDGs

メッセージ

高校生のころ、本当は美容師になりたかったのですが、大学進学を勧められて服飾学科に進みました。そのため当時は少し残念で、服飾デザインが自分の一生の仕事になるとは思っていませんでした。でも、服づくりの面白さを教えてくれる先生に出会い、今の道につながっています。進路を決めるときに、もしかしたら私のように壁にぶつかることがあるかもしれませんが、人の可能性はなくなりません。少しでもワクワクする方向に進めば、自分のやりたいことに近づいていけるはずです。

共立女子大学に関心を持ったあなたは

1886年、「女性の自立と自活」を建学の精神に掲げて設立されて以来、共立女子大学・共立女子短期大学は実学教育のパイオニアとして革新的な女子教育を追求してきました。
さらに近年、目まぐるしく変化する社会に適切に対応できる人材を育成するため、他者と協働して目標達成を目指す力を育む「リーダーシップの共立®」を教育指針・行動指針とし、リーダーシップ教育を推進しています。