リーダー以外も持つべし! 現代の「リーダーシップ」とは

多様化するリーダーシップの形
従来、リーダーシップは集団の先頭に立ち引っ張っていくスキルとされてきましたが、現代ではさまざまな形があると考えられるようになりました。
代表的な例を挙げると、特定のリーダーに頼るのではなく、グループの全員で目的を共有し、メンバーが強みや得意を生かして自律的に行動する「シェアドリーダーシップ」があります。グループワークの際に、進行がうまい人はファシリテーター役として、資料作りが得意な人は資料制作役としてリーダーシップを発揮するという形です。1人が全体をまとめて指示を出すトップダウン型とは異なる、新しいリーダーシップの形といえるでしょう。
組織の変化
リーダーシップの変化は、組織のあり方の変化と関連しています。
かつて、組織は上下関係がはっきりしたピラミッド型で、1人のリーダーが上意下達で指示を出してメンバーを引っ張っていくやり方が一般的でした。しかし現代においては組織のフラット化が進み、旧来のやり方はなじまなくなっています。
その結果、シェアドリーダーシップだけでなく、リーダーがメンバーの支援に回るサーバントリーダーシップ、コーチングにより成長を促すコーチングリーダーシップなどの多様なリーダーシップが提唱され、研究されるようになりました。
サポート役にも不可欠なリーダーシップ
リーダーシップはリーダーとメンバーの関係性でもあります。リーダーシップを学び、自分に適した発揮方法を知って開発することで、生きていく上で欠かせない大きな力を得られます。
学生生活、仕事、プライベートなど、あらゆる場面でグループ活動は発生します。人の先頭に立ち、率いる役割を担いたい人はもちろん、一歩引いてサポート役に回りたい人にとっても、リーダーシップの知識があればより円滑にグループ活動を行えるようになるでしょう。また、新しいグループに入ったばかりで先輩からサポートを受ける立場になったときも、積極的に教えを請い、自分の役割をこなせるようにもなります。
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