今もこれからの街の安心も! 健康と災害に挑む、行政保健師の魅力

人々の暮らしと社会の仕組みをデザインする仕事
行政(自治体)保健師の活躍の場は病院の中ではなく「街全体」です。赤ちゃんから高齢者まで住民の暮らしや健康に寄り添い、目の前の人を笑顔にしながら、「なぜこの地域でこの病気が増えている?」「同じ背景で困っている人が他にもいるはず」と個々の丁寧な支援から面(集団)の視点ももち、そして線(仕組み)にして地域に残していきます。行政保健師は、住民や多職種と連携し、健康や予防の観点から地域の仕組みをアップデートしていく、とてもダイナミックでクリエイティブな仕事でもあるのです。公衆衛生の専門家として、平時はもちろん災害などの有事から復興期まで見据え、人々の命と健康を守る「社会の仕組み」をデザインする役割を担っています。
未来の課題に先手を打つ
現在、気候変動や少子高齢化、孤立や貧困など、社会は激しい変化の中にあります。行政保健師は日頃から地域の方々と丁寧に向き合い、活動しています。だからこそ、目の前の課題解決だけではなく潜在課題にも挑み、地域診断や健康データの分析等も駆使して地域の状況を把握し、5年後、10年後の街の未来を予測します。未来の課題を先読みして、今「予防」の種をまく、地域を「健康」という軸から長期的な視点で住民と共に伴走できることも大きな魅力です。
平時のつながりを力に変え、災害の脅威に挑む
これからを語る上で避けて通れないのが「災害」という脅威です。激甚化する自然災害の中で、人々の命と健康を守る行政保健師の役割はますます重要になっています。その使命は、感染症や二次健康被害の予防、こころのケア、そして仕組みづくりまで多岐にわたります。平時からの「顔の見える関係」や地域での健康づくりは、有事の際にも「災害に負けない街の強さ」へとつながります。行政保健師は「つらい思いをする人を一人でも減らしたい」と、確実にそこにある多くの命と日常を未然に守り続けているのです。地域を根底から支える唯一無二のやりがいとダイナミズムが、この仕事にはあります。
※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。
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先生情報 / 大学情報

順天堂大学 医療看護学部 准教授 畠山 典子 先生
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公衆衛生看護学、災害看護学先生が目指すSDGs
先生への質問
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