ビジネスシーンに着目すると見えてくる、数々の英語の敬語表現

ビジネスシーンに着目すると見えてくる、数々の英語の敬語表現

英語には敬語表現がない?

日本で英語を勉強していると、教科書には日常会話で使うフレーズが書かれていることが多いため、「英語には、日本語のような敬語はない」と勘違いしてしまうかもしれません。しかし、英語にも、相手に丁寧な印象を与える敬語表現は存在します。特にビジネスの場で対外的なコミュニケーションを行う際は、そうした丁寧な表現が好まれる傾向にあります。グローバルに仕事をするなら、英語でも日本語と同じように、時と場合に応じた表現や言葉の使い分けが求められます。

実はたくさんある英語の敬語表現

例えば、誰かに何かをお願いする時、高校までの英語の授業を思い出せば、まずは「Can you do it?
」という表現が思い浮かぶでしょう。しかし、これはかなりカジュアルな表現です。ビジネスシーンでは、「Would it be possible ~?」と言ったほうが丁寧です。また、日本ではよく社会人が「~していただければ幸いです。」といった言い回しを使いますが、英語にも似た表現があります。英語圏のビジネスパーソンは「I would appreciate if you could ~.」というフレーズを使っています。こうしたビジネスシーンで使える英語の敬語表現が、このほかにもたくさんあるのです。

英会話力を高めるために必要なもの

一般的に、日本人は英会話が苦手だと言われています。ただ、日本の義務教育では、諸外国と比べて文法の基礎力をしっかりと築いているため、実践練習を重ねれば、敬語の活用も含めた英会話力を着実に伸ばすことが可能です。
英語教育の1つにハーバード・ビジネス・スクールで開発された「ケースメソッド」があります。これは実際の場面を想定して会話練習を行うもので、学習者は失敗をしながらも楽しみながら英会話力を磨くことができます。こうした方法を取り入れながら、英会話に挑戦しやすい環境をつくることが大切なのです。

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名古屋商科大学 国際学部 英米学科※2025年4月名称変更 教授 アンソニー・タウンリー 先生

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ビジネスコミュニケーション論、言語学

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大学に進学したら、授業に積極的に参加し、そこで得られる学びを心から楽しんでください。そして、ただ教科書を暗記するのではなく、あなたが学びたいことに対して積極的になってほしいです。受け身で授業を受けるよりも、課外の時間も含めてさまざまなことに挑戦して能動的に学ぶことで、きっとたくさんの知識や経験を得られるはずです。自ら積極的に獲得した知識や経験は、将来のキャリアにも役立つことでしょう。あなたの大学生活が実りあるものになることを願っています。

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