手術を受ける患者さんと関わる看護師の役割とは?

関節リウマチの特徴
関節リウマチは、関節炎を伴う炎症性の病気です。関節の痛みや変形、こわばりといった症状が現れ、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。また、関節の症状だけではなく、体のだるさや微熱などの全身症状が伴うのも特徴です。関節の痛みや体のだるさは外見からはわかりにくく、日によって体調も変化するため、周囲に病気のつらさを理解してもらえず悩む人も多くいます。この病気は継続的な治療でコントロールすることが大切です。薬物療法に加え、リハビリテーションや関節への負荷をかけないように生活をするなどのセルフケアを取り入れながら、上手に付き合っていく必要があります。
痛みをとり、安定した歩行を取り戻すための手術
関節リウマチは薬物療法の進歩によって、病気の進行を抑えることができるようになってきました。しかし、一度破壊された関節を修復することや、病気そのものを根治することは、現代の医学でもまだ困難です。関節リウマチによって関節の機能が低下し、日常生活に支障が生じている場合は、手術をするという選択肢が必要になります。関節リウマチ患者さんが手術を受ける目的は、痛みや炎症を抑えることだけではありません。低下した機能を回復させ、趣味を楽しんだり、自分らしい生活を取り戻したりするなど、生活をより良くすることを目指して手術を受ける人もいます。
その人が望む生活を支える
どのような手術であっても、手術を受けて終わりではありません。大切なのは、その後の日常生活を取り戻すためのリハビリテーションや、合併症を防ぐためのケアを、患者さん自身が主体的に続けていけることです。看護師は、患者さんの不安や希望に耳を傾けながら、患者さん自身が「これなら続けられる」と前向きに思えるような関わりを大切にしています。一人一人の思いに寄り添い、術後の回復から退院後の生活を見据えて関わることが、病気をもちながら生活をする患者さんの支援になるでしょう。
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名古屋学芸大学 看護学部 看護学科 講師 佐藤 由佳 先生
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