歴史を刻み、時に歴史を動かす ジャーナリズムの役割とは?

「ジャーナリズム」とは何か?
ジャーナリズムとは、世の中の事象を報道、解説、論評する活動の総称です。
昔、大地震が起きたこと、日本が戦争をしたこと、各地で起きた事件事故のこと、これらの詳細を、なぜ私たちは知ることができているのでしょうか? それは、記者たちが出来事を取材し、報じ、記録に残すという営みを連綿と続けてきたからです。それゆえ、ジャーナリズムとは「歴史の第一稿」と言い換えることもできます。
メディアを通じて、広く社会を知ることができる
新聞、ラジオ、テレビ、インターネットと、ニュースを伝達するメディアはさまざまですが、私たちはメディアが運んでくる情報を通じてしか社会を広く知ることができません。その情報によって、私たちは現在や少し前の過去、少し先の未来を知り、問題点や可能性を考え、友人や家族と話題にし、その情報に基づいて意思決定をしながら日常生活を送っています。ジャーナリズム研究は、私たちに運ばれてくるニュースの「製造工程」に着目する学問です。取材先の選定、質問内容、編集など、製造工程には無数の判断、そして葛藤があります。それを学ぶことで、社会を立体的に捉える力が身につきます。
大切な「調査報道」って、どんな報道?
ジャーナリズムを知る上で、特に大切なのが「調査報道」です。初めて聞く人も多いでしょう。ジャーナリズムには、権力の監視や社会のアンフェア(不公平)を可視化する役目があります。権力機構や企業の不正・不作為、隠されている事実、埋もれている不平等・不公正を粘り強い取材で明らかにするのが調査報道です。米国では大統領が辞任に追い込まれるなど、調査報道の影響力は計り知れません。ジャーナリズムには社会を動かし、新たな歴史を刻む力もあります。少しでも良い社会をつくり、自由と民主主義を発展させるためにも、健全なジャーナリズムは欠かせないのです。
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