まちづくりにフレイル予防、地域の課題をデジタル技術で解決!

データで地域の課題解決
地域の抱える課題を情報通信技術(ICT)を使って解決する取り組みが、産学官民連携で進められています。
その一つが、「観光におけるデジタル技術の活用(観光DX)」です。岐阜県高山市では、まちなかに設置したAIカメラで人や車の流れを計測し、収集したデータをまちづくりに活用しています。ある飲食店では、周辺の通行量が土曜日は1時間遅く減少することが判明したため、土曜日の営業時間を延長したところ、売上の伸びがみられました。また別の商店では、来店者が増える時間帯をデータから予測し、スタッフのシフトの最適化を模索しています。
このように、AIカメラのデータのさまざまな活用方法が研究されています。さらに毎年データ利活用に関するワークショップを開催してまちの人たちとの議論の場を設けているほか、高校とも連携して高校生がデジタル化をサポートするような仕組みづくりも進められています。
オーバーツーリズム対策
また、岐阜県白川村の世界遺産・白川郷に生じているオーバーツーリズム問題をデジタル技術で解決しようという取り組みがあります。住民や観光客に主観的な混雑感を答えてもらい、実際に訪れている人数と照らし合わせて、ちょうどよい観光客の流入数を導き出そうとしています。また、車のナンバーの認識システムやETCデータの分析で観光客のデータを収集し、オーバーツーリズムの解消をめざします。
高齢者の健康支援
もう一つは、「地域の高齢者の健康づくり」です。情報機器に不慣れな高齢者でも操作しやすいスマートスピーカーを使った「フレイル(加齢による心身の虚弱)」の予防プログラムが検証されました。また、AIとの自然な対話を通じてフレイルのチェック項目を聞き取り、高齢者それぞれの生活スタイルに合わせたアドバイスができるような雑談対話システムも開発されています。加えて、高齢者のデジタル活用をサポートするシニアのデジタル支援ボランティア育成や、地元高校生との連携にも力を入れています。
※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。
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