栄養豊富なスーパーフード、タイガーナッツのレシピを研究

スーパーフード、タイガーナッツとは?
タイガーナッツという名前を聞いたことはありますか? これはカヤツリグサの塊茎(かいけい)で、外来種の一種です。海外の研究では、食物繊維やビタミン、ミネラルなどを豊富に含むことが報告されているスーパーフードの一つで、スペインでは液体にしたものが健康的な飲み物として親しまれています。栄養豊富なタイガーナッツの食品展開について、日本でも多様な研究が行われています。
衛生面の課題解決が商品化のカギに
レシピの開発にあたり、タイガーナッツは外皮が固いため、水に漬け、吸水させます。あるいは精米機を使って皮を剥く場合もあります。それをミキサーでつぶして液体にして使います。ナッツのような香ばしさとミルクのようなコクがあり、キャラメルやクッキーなどさまざまなレシピに利用できますが、特にアイスクリームは濃厚な味わいに仕上がります。
タイガーナッツを乾燥させて粉にすることで、お好み焼きなどレシピの幅がさらに広がることが考えられます。ただし、タイガーナッツの外皮にはシワがあり、汚れがなかなか落ちづらく、表面についた菌が排除しづらいことや、乾燥の仕方によってはカビが生えやすいなど衛生面での課題があります。これらを解決するための取り組みも行われています。
実験から、タイガーナッツを使ったキャラメルやアイスクリームをおいしいと感じるかどうかは年齢や性別によって違いがあることもわかっています。誰もがおいしいと感じるレシピを開発することも課題の一つです。
栽培の拡大や商品化に期待
タイガーナッツが実際に人の体にとってどのようにいいのかを解明するために、今後は複数の研究機関で連携しながら、動物実験の実施も検討されています。その結果、未知の健康成分が見つかる可能性もあります。
タイガーナッツの栽培は温暖な日本の環境に適していると考えられます。体によいことが証明されれば今後は栽培規模の拡大も考えられます。国産(日本産)のスーパーフードとして商品化されることが期待されています。
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武庫川大学 ※2027年4月、共学化。名称変更。 食物栄養科学部 食創造科学科 教授 升井 洋至 先生
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