人と関わるアートってなんだろう?

人と関わるアートってなんだろう?

実は、みんな表現者だった!

「表現」と聞くと、演劇や舞踊、音楽、美術などの芸術活動を思い浮かべるかもしれません。舞踊も身体を使った芸術表現の一つです。
しかし、表現は舞台の上だけにあるものではありません。例えば、ごっこ遊びや鬼ごっこ、替え歌、秘密基地づくりなど、子どもたちは「遊び」の中で想像し、なりきり、工夫しながら自分なりの世界をつくっています。
表現は特別な才能を持つ人だけのものではなく、本来は誰もが持っている身近なものです。そして、その表現は人との関わりの中で育まれていきます。

「おもしろい!」から始まる表現

アーティストが社会と関わる一つの方法が、芸術を「見るもの」だけでなく、「体験するもの」として届けることです。その代表的な実践がワークショップです。
例えばダンスワークショップでは、参加者が身体を動かしながら互いに関わり合い、新しい表現を生み出していきます。そこでは何かを一方的に教えるのではなく、「おもしろい!」「楽しい!」と感じられる体験が大切にされています。
表現との最初の出会いは、その後の関わり方にも大きな影響を与えます。子どもたちが遊びの中で想像し、なりきり、工夫しながら夢中になって身体を動かす姿にも、豊かな表現の可能性を見ることができます。

人と人がつながる瞬間

表現活動の魅力は、作品をつくることだけではありません。活動の中では、子ども同士がつながり、親子がつながり、地域の人々やアーティスト、子どもたちを見守るさまざまな大人たちも一緒になって場をつくります。
そこでは、普段あまり関わることのない人同士が出会い、新しい関係が生まれます。また、他者と関わることで、自分自身の新たな一面に気づくこともあります。
社会の多様化が進む中、アーティストには作品をつくるだけでなく、人と人が出会い、関わり合う場を生み出す役割も求められています。人と関わるアートには、人と人とのつながりを育む可能性があるのです。

※夢ナビ講義は各講師の見解にもとづく講義内容としてご理解ください。

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先生情報 / 大学情報

玉川大学 芸術学部 演劇・舞踊学科 准教授 楠原 竜也 先生

玉川大学 芸術学部 演劇・舞踊学科 准教授 楠原 竜也 先生

興味が湧いてきたら、この学問がオススメ!

表現教育、舞踊教育、身体教育学

先生が目指すSDGs

メッセージ

進路を考えるとき、多くの人は将来の仕事や就職を意識するかもしれません。しかし人生は長いものです。自分がわくわくしたり、心を動かされたりするものに飛び込んでみることも大切です。
私自身、高校2年生の頃に演劇や舞踊と出会い、その「よくわからなさ」に面白さを感じて芸術の道を選びました。「よくわからないけれど、なぜか心が魅かれる」という感覚は、自分でも気づいていない可能性との出会いかもしれません。
今は食わず嫌いをせず、さまざまなことに触れながら、自分らしい進路を見つけてください。

先生への質問

  • 先生の学問へのきっかけは?
  • 先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

玉川大学に関心を持ったあなたは

―8学部17学科がワンキャンパスに集まる総合大学!―「全人教育」の理念のもと“「人」を育てる”ことをめざす玉川大学は、8学部17学科の学生がワンキャンパスで学んでいます。61万㎡の広大な敷地には、各学科での深い学びに加え、学部学科の垣根を越えた学びの環境を用意。学外での体験型学修や、「使える英語力」を身につける「ELFプログラム」などの独自プログラムも実施しています。また、2020年4月に利用開始した「STREAM Hall 2019」では、農・工・芸術学部が学部の枠を越えた学びを展開します。