日本のマンガ、アニメ文化はどのように海外で広がっているか

インターネットで広がる日本の大衆文化
世界の国々にはそれぞれに固有の大衆文化がありますが、中でも日本のマンガやアニメは非常に有名です。今では日本国内にとどまらず、世界中の人々が日本の作品を楽しんでいます。日本のアニメやマンガがこれほどまでに普及した大きな要因の一つに、インターネットの発展が挙げられます。ネットの普及によって、ファン文化が広がっていきました。そして日本語が堪能なファンが趣味で翻訳や字幕制作をネット上で行ったことで、より多くの人々が日本の作品に触れる機会を得たのです。
VTuberは日本文化の融合
VTuberとは、2Dや3Dのデジタルアバターを使って活動する動画配信者を指します。2016年に活動を開始したキズナアイは、自らバーチャルYouTuberを名乗り、日本におけるVTuberのパイオニアとなりました。このようにアバターを用いて表現する人々が急増した背景には、日本の大衆文化の系譜があります。日本にはもともと深く根付いたキャラクター文化があり、そこに旧ジャニーズなどに代表されるアイドル文化、そしてアニメに命を吹き込む声優文化がそれぞれ発展してきました。これら3つの要素が融合したことで、VTuberという独自のジャンルが誕生したのです。日本のポピュラーカルチャーを研究する上で、アニメやマンガといった既存のジャンルだけでなく、VTuberのように現在進行形で進化を続ける領域を分析することは重要な意義を持っています。
海外で独自の発展
ネットメディアの発展によっていまやグローバル化が進み、ある国のトレンドが別の国のトレンドに影響を与えるようになりました。例えば「ボーイズラブ」と呼ばれる男性同士の恋愛をマンガなどで描くジャンルは、海外では「YAOI(やおい)」という日本の呼称で広まり、各国で独自の発展を遂げています。日本と海外の大衆文化やファン文化を比較することは、相互の関わり合いや影響を理解する手がかりになるのです。
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実践女子大学 国際学部 国際学科 准教授 グリーン バーバラ 先生
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