「あなたはどう思う?」に答えるためのディベート

遠距離VS近距離
「遠距離恋愛と近距離恋愛では、どちらに利点が多いか」。そんなテーマでディベートをしてみると、さまざまな意見が出てきます。遠距離恋愛は会えなくて寂しいと考えられがちですが、遠距離恋愛派からは「SNSでも連絡は取れるし、たまにしか会わないから長続きする」という意見が出ました。反対に近距離恋愛派からは、「実際に会うことが付き合うことの目的である」などの意見が出ました。実際に議論してみると、自分が想定していないさまざまな意見や考え方に出会えるのです。
論理的な意思決定に役立つ
このように、ディベートではさまざまな考え方や意見に出会い、論理的に考える力を育むことができます。さらに英語を使ったディベートでは、最初は恐る恐る参加していた学生の英語能力が高まり、英語の議論にも自信を持つようになりました。またやり方によっては事前にテーマについて調査することもあり、どの情報を採用したらいいかという「情報リテラシー」を身につけることができます。人生において、さまざまな意思決定をするときに「なんとなく」ではなく、信頼できる情報を元に、論理的に考えられる市民を育成するのに役立つと考えられます。
あなたはどう思うの?
大学に入ると、「あなたはどう思うの?」と先生に尋ねられることが多くなります。高校までの授業では、先生の話を聞いてノートにまとめる、という作業が多かったかもしれませんが、大学では自分の意見をきちんと理由とともに話すことが求められます。他人とは違う自分の意見を伝えることこそが重要だと考えられているからです。
もちろんこれは大学だけでなく、卒業した後に社会人になってからも同様です。特に海外では「黙っているなら会議に出る必要はない」と言われるぐらいで、相手の意見を聞き、その上で自分の意見を主張することが必要です。ディベートは、これらの訓練をする絶好の機会なのです。
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熊本大学 共創学環 ※2026年4月開設 准教授 上土井 宏太 先生
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